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環境分野での取り組み

社会と産業基盤の整備を通して、快適な生活環境の創造と保全に貢献

世界的な人口増により、各地で都市化がますます進むと共に、それに伴う環境への影響が課題となっています。美しい地球環境を守りながら、人々が快適に暮らせる社会基盤を、そして産業が成長するための基盤を整備・構築していくことこそが持続可能な社会には必要です。クボタは都市基盤の整備に必要な建設機械や気持ちよく過ごせる生活空間を作り上げる芝刈り機や空調機器、産業を支えるエンジンや精密機器、素形材など環境に配慮したさまざまな製品・ソリューションを通じて、快適な生活環境の創造と保全に貢献しています。

クボタが取り組む世界の環境課題

人口増加による都市化の急速な進行と老朽化した都市インフラ

世界で進行する急速な都市化
  • 急速な都市化の進行により、社会・産業基盤整備の需要が高まる

    1950年、7.51億人だった世界の都市人口は純粋な増加と農村から都市への人口移動により、2018年には42億人へと急激に増加。さらに、2050年までに67億人に達すると予測されています。1950年には世界人口の30%に過ぎなかった都市部人口が100年で68%と急速に増加。その過程において2030年にはメガシティ(1000万人以上規模の大都市)が世界で43まで及び、その増加分のほとんどが発展途上地域と言われています。世界人口の増加と都市への人口移動により、人が過密になる大都市において、地球環境に配慮しつつ、人々が安全かつ快適に暮らすためには、持続可能な社会・産業基盤の整備が不可欠となっています。

    1. 国際連合「World Population Prospects 2019」
    2. 国際連合「2018 Revision of World Urbanization Prospects」
    3. 国際連合「The World's Cities in 2018」
歴史的景観の保全と老朽化の課題
  • 歴史ある都市では、老朽化したインフラの改修と景観の保全の両立が求められている

    先進国では高度成長期に建築・整備された生活インフラの老朽化が進んでおり、それらの改修が喫緊の課題になっています。しかし、歴史の長い都市、特に古い街並みが多いヨーロッパの一部の都市では、老朽化したインフラを改修する上で歴史的・文化的建造物にも配慮する必要があります。街中に張り巡らされた生活インフラの整備のために、狭い路地などでの工事が必要になる場面もあります。その際に必要なのが、周囲の景観を傷つけないよう細心の注意を払いつつも、効率よく作業ができるような技術と製品。先進的な大都市で求められるものとはまた違った、景観の保全にも配慮した持続可能な都市整備のアプローチが要求されています。

事業を通じた環境分野への取り組み

社会と産業の基盤を支え、快適な生活環境の創造と保全を実現

  • 産業の発展を支える多彩な製品・ソリューション

    私たちの快適な生活に欠かせないさまざまな物を作る産業の現場でも、クボタの多彩な製品・ソリューションが活躍しています。各国の排ガス規制に対応した産業用小型汎用エンジンや、建築物の基礎となる鋼管杭や快適な生活空間を実現する空調機器、ものづくりの要となる素形材や計量機器などの精密機器など。クボタはものづくりのあらゆる場面に求められる製品・ソリューションを提供し、環境に配慮した産業の発展に貢献することで、快適で持続可能な生活環境の実現をめざします。

  • 小型建設機械で豊かな生活環境を創造する

    都市部での建設工事や改修工事に使用する建設機械には、狭い場所でも小回りが利く機動性や扱いやすさが求められます。クボタは小型建設機械専業メーカーとして、都市基盤の整備に貢献。2002年以降21年連続で販売台数世界第1位*となったミニバックホーをはじめとした各国の排ガス規制に配慮したクリーンな製品で、世界の市場から支持されています。私たちは世界各地のニーズと環境に配慮した小型建設機械を提供し、持続可能で豊かな生活環境を支えています。

    • 「Off-Highway Research 2022」より。

環境分野のグローバル事例

世界の社会・産業の発展に貢献するクボタ

社会・産業基盤の整備によって、快適な生活環境の創造と保全が持続された未来へ

世界を変えるための17の目標「SDGs」の達成に向けて

国際社会の共通目標として、2015年に国連サミットで決議された「持続可能な開発目標(SDGs)」には、17の目標が設定されています。クボタは生活環境分野における取り組みを通じて、このうち「住み続けられるまちづくりを」「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の2つの目標に貢献できると考えています。

世界人口の増加が急速に進む中、発展途上国地域の経済成長を上回るスピードでの都市人口の増加により、貧困層の拡大やスラム(健康や安全、道徳が脅かされる荒廃した地区)の形成が懸念されています。クボタは製品・ソリューションを通じて、持続可能な都市や産業インフラの構築を支え、世界の人々が幸せに住み続けられる街づくりをめざします。

クボタのESG経営

持続可能な社会の実現と、長期ビジョンの達成をめざして

  • K-ESG経営とマテリアリティ

    クボタは今後もサステナブルな企業であり続けるため、独自のESG施策を中核とした「K-ESG経営」を推進しています。4領域12項目からなるマテリアリティを軸に据え、企業価値の向上と長期ビジョン「GMB2030」の実現をめざします。

  • サステナビリティトップメッセージ

    「豊かな社会と自然の循環にコミットする”命を支えるプラットフォーマー“」をめざして、クボタらしいESG経営を推進し、「食料・水・環境」の社会課題の解決を通じて持続可能な社会の実現に貢献します。

関連情報

統合報告書 / ESGレポート

ESG経営を基軸としたクボタの長期ビジョン・中期経営計画を中心に、財務・非財務情報を紹介しています。

クボタスマートビレッジ

食料・水・環境の社会課題にトータルで取り組み、カーボンニュートラルと資源循環型未来の実現をめざすクボタスマートビレッジ構想についてご紹介します。