次のリンクより、本文、本ページのローカルメニュー、このサイトの共通メニューに移動します。

クボタ、遠隔監視対応の無人自動運転トラクタを市場投入 日本農業のさらなる省力化・省人化・効率化に貢献

2026年8月6日

株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市北区、代表取締役社長 CEO:花田晋吾、以下「当社」)は、「新型アグリロボトラクタ MRシリーズ」(無人仕様、有人仕様)を2027年4月に発売します。
「無人仕様」では遠隔監視機能によって、トラクタが自動で農作業を行っている間、使用者は作業現場から離れて別の作業や経営判断など、付加価値の高い業務に時間を使うといったことが可能になります。
なお、遠隔監視による無人自動運転に対応した国産トラクタの製品化は本製品が初めてです。(2026年8月6日現在、クボタ調べ)
当社は無人自動運転をはじめとするスマート農業ソリューションの開発・提供を通じて、人手不足解消や熟練者の確保といった農業にまつわる諸課題を解決し、日本農業の持続可能性向上に貢献します。

  • 無人自動運転による耕うん作業の様子(無人仕様)

1.背景とねらい

  • 高齢化や離農による日本農業の人手不足問題の解消をめざし、農林水産省を中心にスマート農業普及の取り組みが進められています。その柱の一つともいえるロボット農機に関しては、目視監視下での無人自動運転がすでに実用化されており、当社は稲作の主要3機種(トラクタ、コンバイン、田植機)を販売しています。
  • 目視監視下での無人自動運転では、省力化に加えて使用者の熟練度に左右されない高精度な作業等が可能になった一方、使用者は農機の近傍から離れることができないという制約がありました。省人化をさらに進め人手不足に対応するためには、使用者が農機の近傍にいることなく使用できる技術の実用化が望まれており、農林水産省は2024年3月に「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」について適用範囲を広げ、ロボット農機における「遠隔監視による自動走行(無人自動運転)」の要件を定めました。
  • 当社がこのたび発売する「新型アグリロボトラクタMRシリーズ」は、同ガイドラインに準拠し、農作業に加え、人・障害物等の危険の判断および回避のための緊急停止をトラクタが自動で行います。使用者は、タブレット端末を使用し遠隔監視を行うことで、異常発生時も現場に戻ることなくトラクタの周囲の状況の確認や、再始動等の指示を行うといった運用が可能です。使用者を近傍での監視作業から解放することで省人化につなげ、無人自動運転導入のメリットをさらに拡大します。

2.製品の特長

(1)遠隔監視(無人仕様のみ)

  • 無人自動運転中、トラクタは遠隔監視用のタブレット端末と携帯電話回線を通じて接続されています。使用者はタブレット上でトラクタの周囲の状況を確認できるほか、無人自動運転の開始、停止などの指示もタブレットから行えます。
  • トラクタが停止する等の異常が発生するとタブレットにアラートが表示されます。アラートはメールによる通知も可能です。使用者はタブレットでトラクタの周囲を確認し、危険でないと判断できればそのままタブレットから再始動を指示することができます。

(2)人・障害物の検知(無人仕様のみ)

  • AIカメラとミリ波レーダーを併用することで、過検知による停止を抑制しつつ、周囲の人や障害物等を検知します。
  • AIによる画像認識で周囲の人を検知するためのカメラと、障害物を検知するミリ波レーダーをそれぞれ5個搭載しており、無人自動運転中は車体周辺360°の状況を確認しながら作業します。人や障害物を検知した場合には速やかに停車します。

(3)自動運転作業

  • GNSSとRTK(リアルタイムキネマティック)方式の位置補正情報サービスを利用して高精度作業が可能です。
  • 初回使用時にはほ場の最外周を使用者が運転して形状を記憶させる必要はありますが、トラクタが効率的な作業ルートを作成し自動運転作業を行います。また、2回目以降は記憶させたマップをもとに自動運転作業を行います。
  • 自動運転作業の開始時、ほ場内に停車していれば、所定の作業開始位置まで自動で移動します。
  • 耕うん、代掻き作業については、あぜ際まで含めたほ場全面の自動運転が可能です*
    • ほ場の形状や寸法に一定の条件があります

(4)幅広い適応範囲(作業内容、傾斜等)

  • 稲作・畑作の主要な8種類*の作業の無人化に対応しています。また、畑作用インプルメントの作業に適した自動運転経路を生成し、効率的な作業を実現します。
  • 傾斜10度までの畑作作業にも対応しています。
    • 耕うん、代掻き、粗耕起、播種、施肥、中耕培土、中耕除草、心土破砕の8種類。有人仕様のみ防除作業も可能。

(5)お求めやすい「有人仕様」もラインアップ

  • 使用者が搭乗した状態で操舵やインプルメント制御などの自動走行・自動作業が行えます。
    経験の浅い使用者でも高精度な作業が可能です。

(6)位置補正情報のインフラも用意

  • 高精度作業を行うためのインフラであるRTK方式の位置補正情報サービスは、当社が全都道府県でサービス提供する「K-RIS」もご利用いただけます。暗号化など高度なセキュリティにも対応予定です。
    参考URL: https://www.kubota.co.jp/news/2026/20260727-001226.html

3.製品概要

  1. 名称 新型アグリロボトラクタ MRシリーズ
  2. 発売日  2027年4月
  3. 型式数
    ・無人仕様 2型式
    ・有人仕様 3型式
  4. 型式と価格
仕様 型式名 出力 希望小売価格(税抜き)
無人仕様 MR1000A2H 100馬力 19,880,000円~20,960,000円
MR1050A2H 105馬力 20,027,000円~21,266,000円
有人仕様 MR800A2H 80馬力 14,620,000円~15,730,000円
MR1000A2H 100馬力 15,400,000円~16,480,000円
MR1050A2H 105馬力 15,547,000円~16,786,000円

画像ダウンロード

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

シェアする