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ニュースリリース

2013年01月23日

トラクタ・コンバイン・田植機のフラッグシップ機を一斉投入

当社はこのたび、営農規模を拡大する担い手農家のニーズに応えるため、農業機械の主要機種であるトラクタ・コンバイン・田植機のフラッグシップモデルを一斉発表します。

 

Ⅰ.背景

  • 国内では営農規模の拡大を進める担い手農家が増加傾向にあり、①重作業をこなせるパワー、②高い作業効率性と操作性、③長時間の作業でも疲れない快適な居住性などを備えた農業機械が求められています。
  • このようなニーズに対応するため、トラクタ・コンバイン・田植機のフラッグシップ機を一斉にモデルチェンジし、自社技術の粋を集めた担い手農家向けモデルとして投入します。
  • トラクタ・コンバインにはディーゼル特殊自動車の第3次排出ガス規制に適合した最新のディーゼルエンジンを搭載し、環境負荷を低減します。
 

Ⅱ.各製品の紹介

※トラクタとコンバインは平成25年1月23日の新製品展示見学会にて先行発表。
現時点では製品の名称・型式・価格等は未定のため、後日発表いたします。


 


<1.トラクタ>

【発売予定】

平成25年11月

【販売目標】

初年度1000台

【主な特徴】

(1)排出ガス規制対応と高出力・低騒音を両立した最新ディーゼルエンジンを搭載
  • ディーゼル特殊自動車75~130キロワットクラスの第3次排出ガス規制に適合した、環境にやさしいエンジンを搭載します。(馬力により3.8L・6.1Lのどちらかを搭載)
  • 燃料噴射をコンピュータで細かく制御する「コモンレールシステム」や、「EGR(排出ガス再循環)システム(※1)」、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する「ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)」等を採用して、規制のクリアと出力向上や、低騒音化を実現します。
    ※1…排気ガスの一部を吸気に戻し、新しくエンジンに取り込まれる空気と混ぜることで、 燃焼温度を下げて窒素の酸化反応を抑制させ、NOx(窒素酸化物)の排出を低減するシステム。
(2)新ワイドキャビンの採用により居住性と視界の広さが向上
  • 現行機に比べ、室内空間の容積が約30%拡大し、オペレーターの居住性、操作性、快適性を向上しました。
(3)作業効率アップとスムーズな変速を可能にする新トランスミッションを採用
  • 副変速のH(ハイ)とL(ロー)の間に新たにM(ミドル)のポジションを設けた、24段の多段トランスミッションを採用しました。様々な作業ごとに最適な速度調節が可能になるため、作業能率が向上し、変速ショックが低減されます。

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<2.コンバイン>

【発売予定】

平成25年11月

【販売目標】

初年度 200台

【主な特徴】

(1)排出ガス規制対応と高出力・低騒音を両立した最新ディーゼルエンジンを搭載
  • コモンレールシステム採用の環境にやさしいエンジン(3.8L)を搭載し、環境負荷低減と高出力を両立します。
(2)力強く高精度な脱穀を行う機構「ダイナマックススレッシャー」を搭載
  • 大径ロングこぎ胴(※2)により、作物の滞留時間を長くし、脱粒を効率よく行います。分割された後方のこぎ胴を高速回転させることで、高速で刈り取った際にもこぎ残しの少ない高精度な脱穀が行えます。※2…脱穀部の回転部分
(3)機体の姿勢を常に安定させる「4PCモンロー」
  • きめ細かく機体の傾斜角度を制御できるため、常に脱穀部を水平状態に保ち、高い脱穀精度を実現します。また、ほ場進入時の傾斜地でも刈取り部が突っ込むことなく、刈取りながら進入できるほか、湿田作業でも機体の前上がりを防ぎ、効率的に刈取り作業ができます。
(4)高い操作性の「ダイナマックスオペレーション」
  • 刈取操作に必要なスイッチを1本のレバーに集中配置し、メーター類も視認性を高めてより使いやすくしました。

        <ダイナマックススレッシャー>
  

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<3.田植機>

【商 品 名】

クボタ8条植ディーゼル田植機「ウエルスター ラクエル EP8D」

【発 売 日】

平成25年1月1日

【型式と価格】

型式名 条数 希望小売価格(税込)
EP8D 8条植 3,362,100円~

【販売目標】

初年度 650台

【主な特徴】

(1)高出力ディーゼルエンジン搭載により業界最速の植付け1.85m/sを実現
  • 当社独自の燃焼方式により低騒音・低振動を実現する21馬力の高出力ディーゼルエンジンを搭載しました。業界最速の1秒あたり1.85mで植付けができ、ディーゼルエンジンならではの粘り強さで、湿田や深いほ場でも余裕のある作業が行えます。
(2)アイドリングストップ機能「e‐ストップ」を装備
  • 「e‐ストップ」の位置にレバーを倒すだけで、簡単にエンジンを止めることができます。
    田植え作業全体の約3割を占める苗・肥料の補給時間にエンジンを止めることで、環境にやさしいだけでなく、燃料を節約できます。
(3)後方の植付け部を見ずに作業状態を確認できる「LEDマスコット」を搭載
  • 機体の先端のランプで「苗・肥料切れ」「植付クラッチの入・切」「マーカの出ている方向」などの作業状態を確認できるので、後ろの状態を気にする必要がなく、安心してハンドル操作に集中できます。
(4)資材コストの低減と作業の省力化を実現する「30cm疎植(※3)株間」に対応
  • 田植機に乗ったまま、株間調節と副変速の2つのレバーで14㎝~30㎝までの株間の切り替えができます。疎植により苗箱数が少なくて済むので資材費用を節約できるだけでなく、育苗・苗運搬作業の省力化も図れます。
    ※3・・・植付け株数や一株あたりの植付け本数を出来るだけ少なくし、一株あたり、一本あたりの空間を広くして植え付けることで、稲本来の生育力を引き出して太い茎を育て、一穂のもみ数を多くしながら、倒れにくい稲を育てることを目指す栽培法。

【製品に関するお問い合わせ先】

農機事業推進部(TEL:06-6648-3969)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。