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ニュースリリース

2012年7月23日

タイで農機用油圧機器の新工場を建設

クボタの子会社で、農機用機械部品を製造するクボタ精機株式会社が、昨年4月タイに設立した油圧機器生産子会社「クボタ プレシジョンマシナリー(タイランド)」(KUBOTA Precision Machinery (Thailand) Co.,Ltd. 以下「KPMT」)は、当社製品のグローバル市場での更なる事業拡大、競争力強化のため、現行工場に替わる新たな製造拠点を同国内に建設します。

1.新工場設立の背景・狙い

  • KPMTは農機の基幹部品である油圧機器の海外初の生産拠点として2011年4月に設立。
    同年7月からトラクタ用油圧シリンダー等の生産を開始し、タイ現地の農機生産拠点(サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.、以下「SKC」)に供給を行って参りました。
  • グローバル市場での競争が激しくなる中、タイ以外の海外生産拠点でも、高品質かつコスト競争力の高い油圧機器の安定供給の必要性が高まっており、KPMTの生産能力増強が急務となっています。
  • 新工場では、加工から組立までの一貫生産体制を整え、新たに油圧バルブ、トランスミッションの組立も行い、生産体制の強化を図ります。
  • 今後は、米国始め海外の生産拠点にも油圧機器を供給するグローバル供給拠点として活用することで、コスト競争力の強化と安定供給を実現し、グローバル市場での農機事業を更に拡大します。
  

2.新工場の概要

○所在地 タイ国チョンブリ県ピントン工業団地
○面積 新工場建屋面積:7,800㎡
敷地面積:3.5万㎡
○投資総額 3.9億バーツ(約10億円 換算レート:2.55円/バーツ)
○生産品目および生産能力 トラクタ用油圧シリンダー 12万台/年、油圧バルブ 14万台/年、
トランスミッション 2万台/年(生産能力については2016年時点)
○従業員数 約170人(2016年末時点)
○量産開始 2014年1月予定
 

<トラクタ後方からの写真>

【トラクタ用油圧シリンダー】

【トランスミッション】

<ご参考>
【クボタ精機株式会社の概要】
○設立 1947年5月
○所在地 大阪府堺市美原区
○事業内容 農業用機械部品(油圧機器、その他精密機械部品)の設計および製造・販売
○資本金  4.8億円
○出資比率 クボタ100%
○従業員数 約450名(2012年6月現在)

【KPMTの概要】
○会社名 KUBOTA Precision Machinery (Thailand) Co.,Ltd.
(クボタプレシジョンマシナリー(タイランド)Co.,Ltd.)
○設立 2011年4月1日
○資本金 約1.2億円(2012年3月末現在)
○出資形態 クボタ精機100%出資
○現工場の概要
 ・所在地  タイ国アマタナコン工業団地(SKCアマタナコン工場近隣)
 ・面積 約1,000㎡(レンタル工場)
 ・事業内容 トラクタ用油圧シリンダーの生産
 ・生産能力 5万台/年
 ・従業員数 約40人(2012年6月現在) 

※なお、現行の工場は新工場の稼働に伴い閉鎖します。(2013年12月予定)
※KPMT設立発表のプレスリリース⇒ http://www.kubota.co.jp/new/2011/thai110627.html新しいウィンドウで開く


<タイの拠点と新工場の位置>

以上

プレスリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。