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クボタ技報 No.52 2019年 1月

特集テーマ「SDGsへの取り組み」

今回のクボタ技報52号は、「SDGsへの取り組み」を特集テーマとしました。クボタのブランドステートメントである「For Earth, For Life」、及びミッションである「食料・水・環境分野において世界への貢献を果たす」ことは、SDGsがめざす方向性と、まさに同じであると認識し、製品・技術・サービスにおいてSDGsに貢献する多くのテーマに取り組んでいます。その中で、特に関わりの深いものを掲載していますので、ご一読いただき、SDGsとクボタの取り組みについてご理解を深めていただければ幸いです。

巻頭言

SDGsへの取り組み
~食料・水・環境の各分野で地球と人を支えるクボタ~

クボタグループは、国際社会共通の開発目標であるSDGsに取り組み、事業活動を通じてグローバルな課題の解決にチャレンジしています。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 世界を変えるための17の目標

特集論文

中国向け麦用ホイールコンバインの開発

収穫機技術部

畑作市場参入のために中国向けに麦用ホイールコンバインを開発した。ターゲットの中原地区では「コンパクトで小回りが利く機械」、「高収益な機械」が求められている。本開発では車体のコンパクト化、操作性の向上により、中原地区の圃場・道路条件に適合した「コンパクトで小回りが利く機械」を実現した。また、籾の高速排出、麦用脱穀機の開発、メンテナンス性向上により、中原地区の賃刈を行うお客様の要求に適合した「高収益な機械」を実現した。本製品開発における開発技術は「農業の生産性向上及び所得の増加」につながるものであり、貧困と飢餓の撲滅に貢献することが期待できる。本論文では、高機動化、高能率化、高稼働率化に関する開発技術について紹介する。

  • 畑作市場
  • ホイールコンバイン
  • 高機動性
  • 高能率
  • 高稼働率
  • 貧困と飢餓
関連するSDGs
  • 2.飢餓をゼロに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 1.貧困をなくそう"
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

鉄コーティング直播用施薬機の開発

移植機技術部

近年国内において稲作の低コスト化・省力化への需要がより一層高まる中、これを実現する新たな栽培技術としてクボタグループでは鉄コーティング直播栽培の普及に取り組んできた。その結果、大規模農家を中心に受入れられ、鉄コーティング直播栽培面積は年々増加している。しかし、播種同時での殺虫殺菌剤施薬ができず、直播後の防除作業が必要という課題を抱えていた。そこで、鉄コーティング直播栽培の省力性を更に高めるため、農薬業界と連携しながら施薬方法を含めた直播同時施薬機を、他社に先駆けて開発した。本稿では、開発技術の中から、新しい施薬方法を実現する構造、既存直播機に対するコンパクトなレイアウト、繰出し精度向上技術について紹介する。

  • 鉄コーティング直播
  • 省力
  • 施薬機
関連するSDGs
  • 2.飢餓をゼロに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 1.貧困をなくそう
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

下水処理向け省エネ型散気装置「Kメンブレン」の実地性能調査

環境プラント技術部

下水処理の省エネニーズに応えるべく、クボタでは2010年に低圧損型メンブレン式散気装置「Kメンブレン」を開発し、これまで下水処理を中心に国内外合わせて39件の納入実績がある。今回、国内4ヵ所の下水処理場において稼動中のKメンブレンの実地性能調査を行い、いずれのケースでも長期間にわたって高い性能を発揮していることを確認したため、本論文にて報告する。また、Kメンブレンは国内だけでなく、東南アジアに輸出され、現地の水環境保全に貢献していることから、その事例についても紹介する。

  • 低圧損型メンブレン式散気装置
  • 省エネ
  • 酸素移動効率
  • 嫌気好気兼用槽
関連するSDGs
  • 6.安全な水とトイレを世界中に
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

北米向けMBR制御システムの開発

膜システム部

膜分離活性汚泥法(MBR)は敷地スペースに余裕がない地域での排水処理や、処理水を再利用する場合に適した処理法である。SDGsの実現に向けて、世界の人々が本技術を利用しやすくするには、MBRシステムのコスト低減が必要である。そこで、MBRシステム構成機器の運転を最適化する制御手法でコスト低減にアプローチした。本開発では、クボタ保有のMBRに関する知見に基づき、膜洗浄、ろ過量、膜ばっ気、汚泥量について制御手法を考案、実験を通じてそれらの制御仕様を決定した。そして、下水を対象に、本制御を適用したMBRシステムで試験を行い、ろ過の持続性を実証した。本開発により、より効率的なMBR処理が可能となり、これに伴い、従来比フラックス10%増、膜ばっ気量最大30%減での設計が可能な、より低コストのMBRシステムを実現した。

  • 膜分離活性汚泥法
  • 液中膜®
  • 制御システム
  • コスト低減
関連するSDGs
  • 6.安全な水とトイレを世界中に
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

国内向け超小旋回型ミニバックホーRX-506の開発

建設機械技術第一部

国内向け超小旋回型ミニバックホーRX-506は、国内排出ガス規制(2014年基準)に対応したフルモデルチェンジ機である。従来機で好評を得ている車格(車幅、全高、後端半径、作業範囲)を継承し、排出ガス規制対応による売価アップに対して、コストパフォーマンスを維持できる付加価値を設け、競争力のある製品を目指して開発を行った。①クボタオリジナル省エネ機能の搭載②フロント作業機の新規開発③整備性向上を図り付加価値を設けた。

  • ミニバックホー
  • 排出ガス規制
  • 省エネモード
  • 可変ゲイン制御
  • フロントホース内装化
  • ワンサイドメンテナンス
関連するSDGs
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

溶融技術を用いた放射能汚染廃棄物の減容化における廃塩化ビニルのリサイクル活用

水環境総合研究所 水環境開発第三部/クボタ環境サービス㈱ 焼却リサイクル事業部 クボタ環境サービス㈱ FY(双葉溶融) 技術部/㈱クボタケミックス 材料技術部

クボタの溶融技術は一般廃棄物などの無害化、資源化技術として活用されてきたが、塩化物薬剤を添加することで放射性セシウム(Cs)の揮散分離が促進されるため、放射能汚染廃棄物の減容化技術としても適用できる。福島原発事故以来、減容化技術としての開発、実証を進め、その結果、双葉町減容化施設の受注に至った。Csの揮散促進剤として塩化カルシウムを用いてきたが、廃塩化ビニルを用いれば有機物による揮散促進効果、燃料削減効果も期待でき、また、塩化ビニルのリサイクルにも貢献できる。そこで、本報では、廃塩化ビニルを揮散促進剤として適用した溶融基礎試験、プラント試験を行った。その結果、Cs揮散促進効果は塩化カルシウムと同程度に高く、廃塩化ビニルが適用可能であることが実証された。

  • 溶融
  • 放射能汚染廃棄物
  • 減容化
  • 廃塩化ビニル
関連するSDGs
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

特集技術レポート

  • 大型コンパクト浄化槽KRZの開発

一般論文

  • スイフトタッチローダ(北米向けBX80シリーズトラクタ用)の開発
  • タイ向けL形トラクタ搭載KET製ディーゼルエンジンD1803-M-DIの開発
  • エンジニアリングテレマティクスの開発
  • NECS生産方式の開発
  • 鋼管杭・鋼管矢板の新型機械式継手の開発(ラクニカンジョイントステップ型)
  • 雨水排水用立軸斜流ポンプの吸込渦抑制技術の開発
  • 新コンパクト型空気調和機の開発
  • 管更生工法「EX工法」の施工性向上

技術レポート

  • 延焼防止機能付脚部継手の開発

新製品紹介

  • 小口径桝用化粧蓋【LKハット】

SDGsとは?

世界中が協力して取り組むべき課題を17の目標として定めたもの。
2030年の達成期限に向けて、2015年の国連サミットで採択されました。
「Sustainable Development Goals」を略してSDGs(エスディージーズ)と呼ばれ、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。

  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 6.安全な水とトイレを世界中に
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
  • SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

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KUBOTA REPORT 2017

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