株式会社クボタ(本社：大阪市浪速区、社長：北尾裕一、以下「当社」)は、米国ニューヨーク市に人工光型植物工場の販売事業の立ち上げに向けたマーケティング拠点(Kubota Urban Agriculture Marketing Office、以下「KUAMO」)を開設しました。KUAMOには、当社が出資する株式会社プランテックス(本社：東京都江東区東雲、代表取締役社長：山田耕資、以下「プランテックス」）が開発する完全閉鎖型植物栽培システムを導入しており、今後、同栽培システムも活用し、現地における植物工場や栽培作物に関するニーズや嗜好、課題の調査、顧客候補や事業パートナーの開拓などを推進してまいります。

• 米国では、西海岸が野菜や果物などの主要な生産地であり、東海岸の都市圏が大消費地となっています。両地域が地理的に離れているため、輸送に伴う鮮度低下やコスト増加、温室効果ガスの排出などの環境負荷の増大が問題となっています。さらに生産地である西海岸では、気候変動に伴う干ばつや人口増加による深刻な水不足に加え、農業現場における労働力の確保が難しくなっていることから、米国は野菜等の持続的な安定生産・供給に関するリスクを抱えています。
• 気候に左右されず年間を通じて安定した作物生産が可能で、都市近郊の限られた土地でも高収量を実現する生産方式として、LEDなどの人工光源を用いて室内で栽培環境を制御しながら作物を栽培する「人工光型植物工場」が着目されています。中でもプランテックスの栽培システムは、小さく区切った　閉鎖空間内の栽培環境を精緻に制御する独自の方式を採用することにより、他方式よりも高い品質安定性と生産性を実現しています。
• これらの状況を踏まえて、当社は米国における安定的で効率的な食料生産への貢献をめざし、米国ニューヨーク州にマーケティング拠点「KUAMO」を開設しました。KUAMOには、プランテックスの栽培システムを導入しており、同社と連携して現地でのテストサンプル等に用いる作物を生産する環境を整えました。今後、本拠点を活用し、人工光型植物工場の販売事業に関するマーケティング活動を米国で推進してまいります。

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  入居ビル外観

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  ミーティングルーム

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  プランテックス製　完全閉鎖型植物栽培システム

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  システム装置内（レタス）

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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