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ニュースリリース

2012年1月12日

被災県の実業高校(工業・農業・水産高校)に教材用エンジンを寄贈

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、会長兼社長:益本康男)は、宮城県・岩手県・福島県下の津波被害を受けた実業高校6校に対し、機械系学科における主要授業の1つであるエンジン分解・組立実習の教材として、当社製エンジン計28 台を寄贈致します。一日でも早く通常通りの授業が再開できることを心よりお祈り申し 上げます。

1.寄贈先・内訳

      
学校名 内訳
寄贈エンジンの一例 (WG972)
宮城県 宮城県農業高等学校 ディーゼルエンジン×7台
気仙沼向洋高等学校 ガソリンエンジン×6台
宮城県水産高等学校 ガソリンエンジン×4台
石巻工業高等学校 ガソリンエンジン×4台
岩手県 宮古工業高等学校 ガソリンエンジン×2台
福島県 いわき海星高等学校 ガソリン・ディーゼルエンジン 計5台

2.寄贈に至る経緯

  • 実業高校の機械系学科においては、エンジン構造を理解するためのカリキュラムの1つとしてエンジンの分解組立実習を行います。
  • 過日、宮城県農業高等学校より、「津波被害により実習用エンジンが全て流失・損壊したため、エンジンの分解・組立実習を実施出来ずにいる。」旨をご相談頂きました。
  • そこで、他校(被災地沿岸部)の状況を各県教育庁・教育委員会に照会したところ、気仙沼向洋高等学校、宮城県水産高等学校、石巻工業高等学校、宮古工業高等学校、いわき海星高等学校の5校も同様の状況にあることが判明致しました。
  • 実業高校は授業に占める実習の割合が高く、実習教材・設備が整備されなければ通常通りの授業を再開出来ません。被災地産業の将来を担う未来の力である高校生の教育環境整備に貢献すべく、上記6校に対してエンジンを寄贈することと致しました。

3.今後の予定

  • 宮城県農業高等学校については、平成24年1月19日(木)に引渡しを行い、同日からエンジンを活用した実習の再開が予定されています。
  • 他校についても、今年度中の引渡しを予定しております。
 

以上

プレスリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。