2011年02月09日
エンジン生産拠点をタイに設立
当社は本年2月、タイにエンジン生産拠点を新設いたします。08年12月に設立したエンジン鋳物を生産するサイアムクボタメタルテクノロジー(以下「SKMT」)に加え、エンジンの加工・組立を行う拠点を設立することで、タイにおけるエンジン一貫生産体制を確立します。
記
1.新会社の概要
○ 会社名 | Kubota Engine (Thailand) Co.,Ltd. (クボタエンジン(タイランド)Co.,Ltd.以下「KET」) |
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○ 設立 | 2011年2月 | |
○ 所在地 | タイ国チャチェンサオ県304工業団地2 (SKMT敷地に隣接、バンコク中心より約95km) |
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○ 敷地面積 | 約7.6万㎡(内、建屋面積 約3.5万㎡) | |
○ 資本金 | 約38億円 (14億バーツ 換算レート:2.7円/バーツ) |
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○ 出資形態 | クボタ100%出資 | |
○ 投資総額 | 約54億円 (約20億バーツ 換算レート:2.7円/バーツ) |
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○ 事業内容 | 自社製トラクタ・コンバイン搭載用ディーゼルエンジン、外販向けディーゼルエンジンの製造 | |
○ 生産能力 | 12万台/年 | |
○ 従業員数 | 約200人(2015年計画) | |
○ 生産開始 | 量産開始2012年10月予定 |
2.新会社設立の背景・狙い
- 中国、インド、タイ、ベトナムなどアジア諸国の経済成長に伴い、農機、建機、産業用機械の需要が高まっており、今後、エンジン市場の拡大が予測されています。
- アジア諸国での事業拡大のためには、競合現地メーカーに対抗する低価格が求められます。
タイ現地でのエンジン鋳物部品の製造から加工、組立までのエンジン一貫生産により、コスト競争力を強化するとともに為替変動リスクを回避し、エンジン事業の拡大を目指します。 - 新工場は、トラクタ・コンバインといった自社製品搭載用のほか、日米欧及び新興国の建機、産業用機械メーカーへも外販するグローバル供給拠点と位置づけます。
3.今後の予定
- 2012年10月に量産を開始し、2015~2016年頃には最大生産能力の12万台レベルの台数を生産する計画です。
<タイの拠点配置図>
<ご参考>
【SKC(サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.)の概要】
○設立 | 2010年8月 (ザ・サイアムクボタインダストリーCo.,Ltd.とサイアムクボタトラクターCo.,Ltd.を統合して設立) |
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○本社所在地 | タイ国パトゥムタニー県クロンルアン郡ナワナコン工業団地 | |
○事業内容 | タイ国内および周辺国向けトラクタ、コンバイン、インプルメント、横型ディーゼルエンジン、耕運機等の製造 | |
○資本金 | 約27.4億バーツ | |
○出資比率 | クボタ60%・サイアムセメントグループ40% | |
○従業員数 | 約1700名 |
【SKMT(サイアムクボタメタルテクノロジーCo,.Ltd.)の概要】
○設立 | 2008年12月 | |
○本社所在地 | タイ国チャチェンサオ県304工業団地2 | |
○事業内容 | エンジン及びトラクタ用鋳物製造 | |
○資本金 | 9億バーツ | |
○出資比率 | サイアムクボタコーポレーション 100% | |
○敷地面積 | 約19万㎡(内、建屋面積 約2万㎡) | |
○従業員数 | 約380名(2013年) | |
○生産開始 | 量産開始2010年12月 |
以上
プレスリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。