2010年07月22日
タイ子会社を統合・アジア事業の更なる拡大へ
当社は、タイ王室系企業サイアムセメントグループ(以下、SCG)との合弁子会社である「ザ・サイアムクボタインダストリーCo.,Ltd.(以下、SKI)」と「サイアムクボタトラクターCo.,Ltd.(以下、SKT)」を統合し、新会社「サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.(以下、SKC)」を設立することを決定致しました。
製販一体化により、より一層迅速な意思決定や効率的な販売・製造戦略を遂行できるよう体制を強化し、SKCを中心にアジアでの事業拡大を進めてまいります。
記
1.新会社の概要
○会社名 | SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd. (サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.) |
○設立日(予定) | 2010年8月2日 |
○本社所在地 | タイ国パトゥムタニー県クロンルアン郡ナワナコン工業団地 (バンコク市中心部より北北東へ約45km)※現在のSKI本社所在地 |
○資本金 | 約66億円 (約24.4億バーツ ※1バーツ=2.71円換算) |
○出資比率 | クボタ60%・SCG40% |
○社長 | 木股 昌俊 (現 株式会社クボタ 専務執行役員 機械事業本部副本部長) |
○事業内容 | タイ国内および周辺国向けトラクタ、コンバイン、インプルメント、横形ディーゼルエンジン、耕運機等の製造・販売 |
○目標売上高 | 1850億円 (2013年) |
○従業員数 | 約1600名 |
◆このたびの統合により、SKIの子会社で小売金融事業を行う「サイアムクボタリーシングCo.,Ltd.」と、SKTの子会社で鋳物部品の製造を行う「サイアムクボタメタルテクノロジーCo.,Ltd.」は、SKCの子会社となります。
2.タイ子会社統合・新会社設立の背景とねらい
- 当社の主力である機械事業は、日本・北米・欧州・アジアの「4極体制」で事業を展開しています。中でも、アジア、特にタイは経済の伸長とともに、農家層の所得増加や農村地域の人手不足による農業の機械化が急速に進み、農機市場が拡大しています。
- トラクタ、コンバインなどの販売を中心とする子会社(SKI)と製造子会社(SKT)を統合することで製販一体とし、迅速な意思決定と効率的な事業戦略を遂行できる体制にします。
- 今後、タイ国での事業の更なる拡大を目指すとともに、新会社をアジアでの総合農機事業の拠点に位置づけて、クボタブランドの確立を目指します。将来的には、水・環境システム事業などのアジア展開の拠点としても活用し、クボタのアジア事業の中核会社へ育成する計画です。
<ご参考>
【SCG (サイアムセメントグループ)の概要】○グループ名 | The Siam Cement Group |
○設立 | 1913年6月 |
○概要 | タイ王室系コングロマリット。5つのコアビジネス(化学品、製紙、セメント、建設資材、流通業)から成り、グループ全体を称してSCGと言う。 |
【SKI (ザ・サイアムクボタインダストリーCo,.Ltd)の概要】
○会社名 | The Siam Kubota Industry Co.,Ltd. |
○設立 | 1978年7月 |
○所在地 | タイ国パトゥムタニー県クロンルアン郡ナワナコン工業団地(バンコク市より北北東へ約45km) |
○規模 | 敷地面積 約7.9万㎡、建屋面積 約4.5万㎡ |
○資本金 | 約3.3億バーツ |
○出資比率 | クボタ60%・サイアムセメントグループ40% |
○事業内容 | 横型ディーゼルエンジン・耕運機の製造・販売ならびにトラクタ等の販売 |
【SKT (サイアムクボタトラクターCo,.Ltd)の概要】
○会社名 | Siam Kubota Tractor Co.,Ltd |
○設立 | 2007年9月 |
○所在地 | タイ国チョンブリ県アマタナコン工業団地(バンコク市より南東へ約60km) |
○規模 | 敷地面積 約32.4万㎡、建屋面積 約7.6万㎡ |
○資本金 | 約21.1億バーツ |
○出資比率 | クボタ60%・サイアムセメントグループ40% |
○事業内容 | トラクタ・コンバインの製造 |
以上
プレスリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。