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ホイールローダのリコールについて(リコール届出番号5327)

リコール届出番号 5327
リコール開始日 2023年6月9日

日頃は弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。
この度、ホイールローダのご愛用車につきまして、2023年6月9日に下記内容のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
本件は暫定措置として2022年3月15日にリコール届出番号5116で届け出しておりましたが、原因が判明し恒久措置が決まりましたので、以下の通り、部品追加による改善措置を実施いたします。
ご愛用の皆様にはご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ご購入先からご案内させていただきますので点検・修理(無償)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

2023年6月9日
株式会社クボタ

リコール概要

1. 不具合の状況

ホイールローダを寒冷環境で使用した際に、エンジンオイルセパレータ内が凍結するため、そのまま使用を続けるとエンジンオイルが逆流し、燃焼室に入ることでエンジンが過回転となり、車両を適切に停止できず、最悪の場合、エンジンが破損し走行不能になるおそれがある。

2. 改善措置の内容

全車両、エンジンオイルセパレータの凍結を防止するためエンジンオイルセパレータにウォータジャケット(エンジン冷却水の水温によりエンジンオイルセパレータの凍結を防止する)、管路にヒーター2個を追加、エンジン最高回転数以上になった場合の制御のためコントローラープログラムの書き換え、その制御の説明を取扱説明書に追記する。また、部品追加により発電能力不足となるためキャビン仕様機のみ作業灯をハロゲン仕様から消費電力の少ないLED仕様に変更する。

3. 対象車両

車名 型式 通称名

リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間

リコール対象車の台数
クボタ YDM-R430E 「R430E」 R430E-10001~R430E-11125
平成28年8月5日~令和4年11月29日
991
「6SDTL8」 R430E-10005~R430E-10331
平成28年8月8日~平成30年1月15日
133
YDM-R530E 「R530E」 R530E-10001~R530E-11056
平成28年10月6日~令和4年11月25日
1017
「6SDTL10」 R530E-10020~R530E-10259
平成28年9月29日~平成30年2月15日
14
YDM-R630E 「R630E」 R630E-10001~R630E-10263
平成28年8月9日~令和4年11月17日
247
「6SDTL12」 R630E-10004~R630E-10051
平成28年9月8日~平成29年9月25日
16
  (計3型式) (計6車種) (製作期間の全体の範囲)
平成28年8月5日~令和4年11月29日
(計2418台)

4. 識別マークの位置

処置の実施後は下図の通り、改善前後の部品が目視で識別できますので、特別な識別マーキングは実施しません。

ご愛用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。