MRシリーズトラクタのリコールについて(リコール届出番号5114)
リコール届出番号 5114
リコール開始日 2022年3月16日
日頃は弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。
この度、MRシリーズトラクタのご愛用車につきまして、2022年3月15日に以下内容のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
ご愛用の皆様にはご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ご購入先からご案内させていただきますので点検・修理(無償)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
2022年3月15日
株式会社クボタ
リコール概要
1. 不具合の状況
①農耕用トラクタのエンジンルーム内のワイヤハーネスにおいて、取り回しが不適切なため、ワイヤハーネスとエアコンコンデンサのスライドフレームが接触しているものがある。そのため、走行中の振動やスライドフレームとの擦れにより、当該ワイヤハーネスの被覆が摩耗により損傷して内部電線が短絡し、最悪の場合、ワイヤハーネスが焼損して火災となるおそれがある。
②農耕用トラクタのエンジンルーム内のワイヤハーネスにおいて、取り回しが不適切なため、ワイヤハーネスとバッテリ固定ボルトが接触しているものがある。そのため、走行中の振動等により、当該ワイヤハーネスの被覆が摩耗により損傷して内部電線が短絡し、最悪の場合、ワイヤハーネスが焼損して火災となるおそれがある。
2. 改善措置の内容
①全車両、ワイヤハーネス固定用のコードクランプを追加し、ワイヤハーネスの経路を変更するとともに保護ゴムを追加する。また、ワイヤハーネスに損傷が見られるものは、補修またはワイヤハーネスを新品に交換する。
②全車両、バッテリ固定ボルトに保護ゴムを追加する。また、ワイヤハーネスに損傷が見られるものは、補修またはワイヤハーネスを新品に交換する。
3. 対象車両
車名 | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号 |
リコール対象車の台数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
クボタ | "XDN-MRX YDN-MRX | 「MR60」 | MRX-10001~MRX-20289 平成27年5月8日~令和3年12月13日 |
445 | ②445 |
「MR60-PC」 | |||||
「MR65」 | MRX-30001~MRX-40990 平成27年4月20日~令和3年12月8日 |
1,054 | ②1,054 | ||
「MR65-PC」 | |||||
「MR70」 | MRX-50001~MRX-61035 平成27年4月18日~令和3年12月15日 | 1,346 | ②1,346 | ||
「MR70-PC」 | |||||
WDP-MRZ | 「MR77」 | MRZ-10002~MRZ-10962 平成26年5月22日~平成29年8月29日 |
868 | ①②868 | |
「MR77-PC」 | |||||
「MR87」 | MRZ-30002~MRZ-30694 平成26年5月28日~平成29年8月25日 |
597 | ①②597 | ||
「MR87-PC」 | |||||
「MR97」 | MRZ-50001~MRZ-52509 平成26年4月25日~平成29年8月29日 |
2,259 | ①②2,259 | ||
「MR97-PC」 | |||||
「MR97-AT」 | |||||
(計3型式) | (計13車種) | (製作期間の全体の範囲) 平成26年4月25日~令和3年12月15日 |
(計6,569台) | (①3,724台 ②6,569台) |
[注意事項]
対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれますので、詳細についてはご購入先にお問い合わせください。
4. 識別マークの位置
①処置の実施後は下図の通り、ボンネットを開けた状態で改善前後の部品が目視で識別できますので、特別な識別マーキングは実施しません。
②処置の実施後は下図の通り、ボンネットを開けた状態で改善前後の部品が目視で識別できますので、特別な識別マーキングは実施しません。
ご愛用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。