ERコンバインのリコールについて(リコール届出番号4976)
リコール届出番号 4976
リコール開始日 2021年6月18日
日頃は弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。
この度、ERコンバインのご愛用車につきまして、2021年6月18日に下記内容のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
ご愛用の皆様にはご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ご購入先からご案内させて
いただきますので点検・修理(無償)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
2021年6月18日
株式会社クボタ
リコール概要
1. 不具合の状況
- 動力伝達装置において、主変速レバーに繋がった主変速ロッドと走行用HST(静油圧式無段変速機)を連結するピンの選定が不適切でスナップピンによる連結としたため、ワラ等の引っ掛かりでスナップピンが抜ける場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、主変速ロッドがHSTから外れ、最悪の場合、主変速レバーを中立位置にしても、イグニッションキーを「OFF」にしなければ、車両が停止しないおそれがある。
- 制動装置において、駐車ブレーキペダルと駐車ブレーキアームを連結する駐車ブレーキロッドのピン選定が不適切でスナップピンによる連結としたため、ワラ等の引っ掛かりでスナップピンが抜ける場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、駐車ブレーキロッドが駐車ブレーキアームから外れ、駐車ブレーキペダルで駐車ブレーキが効かなくなり、車両が動き出すおそれがある。
2. 改善措置の内容
- 全車両、主変速ロッドのHST抜け方向への動きを牽制する金具を追加し、HSTと連結するスナップピンをワリピンへ変更し、平座金を追加する。
- 全車両、駐車ブレーキロッド部のスナップピンをワリピンへ変更する。
3. 対象車両
車名 | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号 |
リコール対象車の台数 | 販売名 |
---|---|---|---|---|---|
クボタ | C229 | - | C229-10001~C229-16560 平成19年7月9日~平成26年3月28日 |
(1)(2)6,560 | ER211 HC-E211 |
C229-20001~C229-22257 平成25年8月12日~令和3年5月20日 |
(1)2,247 (2)2,254 |
ER211N | |||
C229-50001~C229-50146 平成30年4月4日~令和3年5月14日 |
(1)145 (2)146 |
V211A | |||
C230 | - | C230-10001~C230-15974 平成19年7月5日~平成26年3月28日 |
(1)(2)5,974 | ER213 HC-E213 |
|
C230-20001~C230-22371 平成25年8月9日~令和3年5月25日 |
(1)2,345 (2)2,360 |
ER213N | |||
C230-50001~C230-50138 平成30年4月3日~令和3年5月7日 |
(1)135 (2)138 |
V213A | |||
(計2型式) | - | (製作期間の全体の範囲) 平成19年7月5日~令和3年5月25日 |
計17,432台 | (1)17,406台 (2)17,432台 |
[注意事項]
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれますので、詳細についてはご購入先にお問い合わせください。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。
4. 識別マークについて
- 使用部品の違いで識別。
【対策前】主変速ロッドとHSTの連結にスナップピンを使用。
【対策後】主変速ロッドとHSTの連結にワリピンを使用。 - 使用部品の違いで識別。
【対策前】駐車ブレーキロッドと駐車ブレーキアームの連結にスナップピンを使用。
【対策後】駐車ブレーキロッドと駐車ブレーキアームの連結にワリピンを使用。
ご愛用の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。