管路調査・診断
維持管理時代に入った水道事業では、特に高度成長期に大量に布設された管が経年老朽化のため更新の時期(耐用年数40年超過)を迎えています。
今後、これらを適正なレベルで維持管理し、計画的に更新していくことが、水道経営にとって重要課題と言えます。
ダクタイル鉄管は、水道をはじめとした様々なインフラ整備に大きく貢献してきましたが、外面防食用のポリエチレンスリーブが装着されておらず、土壌の腐食性が強い特殊環境下に埋設されているような場合は、予期せぬ腐食漏水事故の発生等も懸念されます。
このため、効果的な調査・診断を行い、外面腐食に起因する漏水事故等を未然に防止すること、計画的な管路更新を実施していくことが極めて重要です。
- 管路調査業務(管外面腐食調査、埋設土壌の腐食性調査・評価)
- 管路診断業務(腐食原因の推定、管体老朽度評価・寿命推定)
- 管路調査・診断実績例(全国水道事業体、用水供給事業体 等)
管路調査・診断の流れ
1.調査・診断対象管路設定
2.管外面腐食調査(全体概要)
3.管外面腐食調査(外観調査)
4.管外面腐食調査(管厚測定)
5.管外面腐食調査(埋設土壌の採取)
6.比抵抗測定
7.土壌腐食性調査(pH測定)
8.土壌腐食性調査(ANSI評価)
9.土壌のANSI評価点
10.腐食原因推定
11.管体老朽度評価
12.管体寿命評価
13.更新優先度評価
14.アセットマネジメントや管路更新計画の策定