
UCX
クボタが長年培った耐熱鋼の合金設計技術を生かし、1100℃を超える高温で、高い耐浸炭特性・耐酸化性を有するクラッキングコイル向け材料として開発。1996年の販売開始から、高温での操業を志向する北米の石油化学プラントを中心に、広く世界で採用されています。
クボタ合金設計技術から生み出された高機能性(耐浸炭性・耐熱性)プレミアムアロイ
高温運転・耐浸炭のニーズに最適
<UCXクラッキングコイルの特長>
- 1. 優れた高温域での耐久性
- 従来材の2倍以上の耐浸炭特性、耐酸化特性による長寿命化
- 従来材同等の高温域クリープ破断強度
- 2. 熱分解炉の稼働率向上
- 優れた耐コーキング特性による連続運転日数の延長(デコーキング間隔の延長)
- 長期時効後も溶接性を維持、突発的なチューブ更新からの早期復旧が可能
管内攪拌技術とのコラボレーション

クボタオリジナル材料であるUCXにMERT機能を付加することで、それぞれ単独に適用した場合よりも、熱分解炉の稼働率向上やチューブの長寿命化等のユーザーメリットを飛躍的に高められます。
プレミアムアロイをその他の技術と融合して導かれる多様な性質は、これからの機能性材料として、大きな可能性を秘めています。
関連製品
分解管(クラッキングコイル)
石油化学製品の原料となるエチレンやプロピレンの製造工程で使用される耐熱鋳鋼製のクラッキングコイル。
MERT
管内面のミキシングエレメントで高伝熱効率・内流体均一加熱を実現する、高機能クラッキングチューブ。
関連技術
材料開発技術
独自開発の耐熱鋼、耐食鋼、構造用鋼、低合金鋼および耐摩耗鋼ほかラインナップ。
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