金属基複合材
軽合金の課題を克服するニューセラミックス
環境問題や省エネルギー化を背景に、部品の軽量化・コンパクト化が多方面で進んでいます。金属材料分野ではアルミニウム合金など、軽金属への期待が高まっています。しかし、アルミニウム合金は熱膨張性係数が大きく、熱伝導率の調整が難しいため、使用領域が制限されてしまいます。
改良策としてセラミックス繊維との複合材が考えられ、チタン酸カリウムの低熱膨脹、低熱伝導、低硬度といった利点に期待されます。特にクボタのチタン酸カリウムは、微細繊維とは異なり、サイズが大きいことから材料安全性が高く、軽合金との濡れ性、含浸性、合金中の分散性にも優れ、注目されています。

アルミニウム合金への複合効果(加圧含浸法)

加圧含浸例

TXAX 複合 AI-MMC
