
産業用鋳鋼製品
産業分野の「創造」に貢献するクボタ鋳鋼製品
高温・高圧・大型化など、先進の製鉄プロセスを構成する機器・部材には、高度な機能と安定した品質、信頼性が要求されます。クボタは蓄積した鋳造技術をベースに材料研究から製造・検査・技術まで一貫体制を確立し、理想的な特性・機能をもつ製品を数多く開発してきました。雰囲気炉・浸炭炉などの工業炉も豊富な実績があります。お客様が抱える問題や課題に対し、製販技一体となって解決策を提案致します。
クボタのこだわり
多種多様な材料技術と経験豊富な鋳造技術
1. 多種多様な材料技術
過酷な産業用設備で使用される最適な鋳鋼材料を提案致します。使用環境や要求特性に応じ、耐熱性・耐食性・耐摩耗性等に優れた鋳造製品を提供します。長年の経験と実績のもと、幅広い材質を取り揃えています。
- 耐熱鋼:
- 1960年代から50年以上にわたり耐熱鋼の研究開発を進め、高温下における耐熱性、耐酸化性、耐浸炭性、耐熱衝撃性など、製品に要求される特性に合致した材料を提案しています。
- 耐食鋼:
- 耐食性や高い腐食疲労強度、耐応力腐食割れ性の特長を兼ね備え、一般的な耐食鋼では対応が難しい特殊な用途に適用する材質を保有しております。
2. 鋳造プロセス
![[溶解]溶解:炭素鋼からステンレス鋼、耐熱鋼、高合金特殊鋼に至るまでの各材質の溶解が可能。材質、製品サイズ、鋳造法のバリエーションに対応できる、さまざまな製鋼設備を有しています。[鋳造]遠心力鋳造:遠心力鋳造は、円筒形の型を高速回転させた状態で溶湯(溶融させた金属)を流し込み、回転の遠心力を利用して溶湯を加圧し、パイプを製造する方法。 置注鋳造:溶湯を鋳型に流し込み、凝固させて製品を製造する方法。経験豊富な鋳造方案により、極厚・複雑形状の製品も対応可能です。](/product/materials/products/steel_castings/img/img_process.jpg)
製品一覧
製鉄・非鉄産業
スキッドボタン

クボタ独自の超高温材料 【KNC01他】
製鉄プロセスにおける鋼片加熱炉に使用される炉床金物(スキッドボタン)は、1300℃を超える過酷な環境で鋼片を支える為、耐高温圧縮・耐酸化性をもつ材料が求められます。KNC01(Cr基)は、クボタ独自の発想と材料技術から開発された材料で、従来材(Co基)と比較して圧倒的な性能を発揮します。

従来実現できなかったスラブの温度むら(スキッドマーク)を解消し、品質向上と同時に加熱炉の生産性向上・省エネも可能となります。
また、従来材(Co材)はもとより、Coレスにより環境に配慮した製品も取り揃えております。
クボタは、炉温や使用環境に応じ、最適なパフォーマンスとなる材質や形状提案を行います。
お問い合わせ
商品、サービス、メンテナンス等について不明な点や疑問点がございましたら、各拠点情報へ直接お電話いただくか、Eメールにてお問い合わせください。またお問い合わせいただく前に、FAQなどのサポート情報をご参照いただくと解決する場合がございますので、ぜひ一度ご覧ください。