鋼管矢板

- 製造工程
(JIS A 5530 鋼管矢板) - 鋼管矢板は、鋼管に継手を溶接した製品として、土留め壁、河川・港湾の護岸壁として広く普及しています。特に、鋼管矢板を円形や小判または矩形の井筒型とした鋼管矢板基礎は、基礎杭と仮締切り壁とを兼ね備えた、合理的かつ経済的な設計・施工が可能となります。また、大きな断面性能を有していることから、コンパクトな基礎形状を実現し、河川流の阻害抑制にもつながります。
用途
- 橋梁基礎
- 港湾構造
- 河川構造
- その他
対応製品
特長
- 鋼矢板に比較して大きい水平抵抗
- 鋼管矢板は、鋼矢板に比べ、水平抵抗が大きいので、大型壁体やタイロッドをつけない自立壁も容易に構築できます。
- 壁体と基礎杭との兼用が可能
- 鋼管矢板は、水平力だけでなく大きな鉛直加重にも耐えられ、矢板壁と基礎杭とを兼ねて使用することができます。
- 任意の形状にできる矢板法線
- 鋼管矢板は、継手材の取付位置を変えることにより、曲線、直線など自由な壁体を造りあげることができます。
- 用途に応じた継手形状
- 鋼管矢板継手形状には P-P型、L-T型、P-T型の各タイプのものが開発され、護岸構造物、橋梁基礎、締切り壁、土留壁など、用途に応じた適切な継手構造が選べます。特にP-P型は止水処理によって、高い水密性を得ることもできます。
以上のほかに、鋼管杭の優れた特長をそのまま備えています。
適用
- 護岸、岸壁その他
- 波除堤、締切堤、止水壁、仮締切壁、土留壁、パイプルーフなど
- 鋼管矢板基礎
- 橋脚基礎、橋台基礎など
- 鋼管矢板基礎の種類
- 鋼管矢板基礎は、構造形式、施工方法、断面形状により、下記のように大別されます。
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形状・寸法
継手形状には、図のような3タイプがあります。用途、使用目的に応じて選定してください。


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