決算ハイライト
第137期(2026年12月期)中間連結業績
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売上高
16,903億円
前年同期比 +16.2%
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営業利益
2,356億円
前年同期比 +64.7%
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親会社の所有者に
帰属する中間利益1,737億円
前年同期比 +87.8%
-
1株当たり配当金
安定的な
累進配当を継続
第137期(2026年12月期)通期連結業績予想
-
売上高
32,800億円
前年同期比:+8.6%
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営業利益
4,000億円
前年同期比:+50.7%
-
親会社の所有者に帰属する当期利益
2,890億円
前年同期比:+54.8%
2026年度 第2四半期 経営概況 決算説明動画
特集
01

ーINTERVIEWー
思いがけない相談から開かれたPFAS分解実証への道
今回の実証は、米国グループ会社からの相談をきっかけに動き出しました。研究部門では、以前からPFAS(有機フッ素化合物)への問題意識を持っていましたが、当時は水処理の課題として捉えられていました。そうした中で寄せられた「PFASを含む汚泥を、クボタの溶融炉で処理できないか」という相談は思いがけないものでしたが、溶融分離技術を活かせると確信し、大きく舵を切って社内調整を進めました。「営業部門は、お客様に近い目線で変化を肌で感じています。だからこそ、現地の声に向き合う必要があると感じました」と宝正さんは語ります。
水環境研究開発第一部 宝正 史樹さん(左)、平戸 康雅さん(右)
PFAS(有機フッ素化合物)とは?
PFASは、撥水・撥油性を持つ特性から、フライパンのコーティングといった撥水加工や、消火剤、食品包装材など、あらゆる産業や生活用品に使用され、生活の便利さを支えてきました。
クボタの溶融分離技術

拡大
クボタの溶融分離技術では、廃棄物内に含まれるPFASの炭素とフッ素結合を高温で分解できることが見込まれます。また、溶融物を冷却してできたスラグからはメタル(貴金属)や農業用肥料の原料の1つであるリンが資源として回収でき、廃棄物に含まれる重金属は、炉内の高温で揮散して排ガスに移行し、濃縮した飛灰として回収できます。この飛灰も含めて、廃棄物の状態では利用が難しかった資源を循環させることができます。
溶融分離技術は、さまざまな処理物を扱うことができ、写真の4つの例のような適用事例があります。
実証を支えた現場の苦労と粘り
PFASを分解できることを科学的に証明し、実証結果として示すために、解決しなくてはならないハードルが多くありました。最初に直面したのは、実証試料の確保です。製造・輸入が禁止されている物質のため、簡単に入手することはできません。調達できそうな会社1社1社へ、実証の社会的意義を丁寧に説明した結果、1社から協力を得ることができました。また、実証では、経験のない米国環境保護庁の定める分析法に基づき精密なデータを示す必要がありました。さらに対応できる分析機関は国内でわずかであり、米国から専門人材の協力をするなど、分析体制の調整にも労力を要しました。実証の背景には、担当者たちの粘り強さと苦労があったのです。
炉内の溶融状態をリアルタイムで可視化し、廃棄物の投入量を調整することで、確実な燃焼と溶融を維持
長年培った技術が、新たな課題解決の糸口に
「新しい設備を一から作るのではなく、既存溶融炉の通常運転条件でPFASを高い分解効率で分解できた点が、一番大きな成果でした。クボタは50年以上にわたり、ダイオキシン問題や、不法投棄された廃棄物の処理、放射性セシウム汚染廃棄物の減容化などの環境問題に向き合いながら、溶融分離技術を発展させてきました。今回の実証では、これまでクボタが培ってきた技術と経験が実証の成功につながったと思います」と平戸さんは力を込めます。
その言葉には、達成困難な社会課題にも真摯に向き合い、挑戦し続けてきたクボタのDNAが表れています。
資源循環の未来へ クボタの意気込み
今回の実証は、PFASを高効率で分解できる可能性を示すとともに、価値ある資源に変えることを実現しました。クボタがめざす資源循環の未来はそこにあります。
「処理できないから仕方がない、で終わらせたくありません。今回の成果はゴールではなく、社会実装に向けたスタートです。将来の世代へ負の遺産を残さず、廃棄物を資源として循環させる社会を実現したいです」と平戸さん、「日本や米国だけでなく、廃棄物処理に課題を抱えるさまざまな国々にも、広げていきたいです」と宝正さんは今後の意気込みを語ってくれました。
研究部門担当者からのメッセージ
水環境研究開発第一部 宝正 史樹さん
水環境研究開発第一部 平戸 康雅さん
クボタがめざすディープリサイクルを実現する
資源循環システム
溶融分離技術によって、廃棄物に含まれる金属類を分離・凝縮することで再資源化につながる有価物として活用できるようになります。下水汚泥からは農業用肥料の原料の1つであるリンを高効率で回収可能です。また、今回の実証試験では、廃棄物に含まれるPFASのような熱安定性の高い有機物質を高温で分解できることが確認されました。このように、溶融分離技術は、ディープリサイクルを支えるための“コア技術”です。
特集
02

ーINTERVIEWー
食と農業の未来を“自分ごと”にする、来場者との接点づくり
開業して3年、来場者数はのべ28万人※と順調に推移しています。
しかしながら開業当初は、特に一般層への施設認知が期待どおりには進まなかった一面があり、「Fビレッジに来られる方は野球観戦者が多数です。建物が目に留まっても、“農業学習施設”という言葉から学生向け施設と思われ、見学までつながらないことが多くありました」と野上さんは振り返ります。
そこで、楽しそう、行ってみたいと思えるイベントを企画しSNSなどで発信することで、来場を促す取り組みが始まりました。
「イベント運営の経験はありませんでしたが、レストラン、農家、大学など多くの方が協力してくださいました。そのおかげで多くのお客様にご参加いただき、好評を得てリピーターとして足を運んでくださる方も増えています」とイベント担当の石井さんは、パートナーとの連携の大切さを語ってくれました。
※2026年7月末時点
北海道ボールパーク推進課
野上 哲也さん(左)、石井 裕樹さん(右)
来場者の声から見えてきた、食と農業への希望
近隣農家の方が多く来場された際には、「農業にスポットを当てた施設を作ってくれてありがとう」という声のほか、自治体の担当者からは「わが町にも建ててください」といったお願いをいただくこともありました。
今では多くの学校団体が来場してくださり、ある高等学校の校長先生からは「この施設は、全国の高校生が訪れるべきだ」という声もいただきました。
取材時に来場されていた中学校の生徒さんも、「農業は楽しそう」「農業がこんなに変わっているのにびっくりしました」と農業への関心を示してくれ、「お米一粒まで大切に食べたい」「将来は農家さんになりたい」といった声も日々届きます。
「来場者の声はこの施設の意義を改めて感じさせてくれ、励みになります」と野上さん。
来場者の世代や農業への関わりはそれぞれ異なりますが、食や農業に関する課題をしっかりと意識できる場がKUBOTA AGRI FRONTです。
人や地域をつなぎ、広がる仲間づくりの輪
「この3年間を振り返ると、私たちの取り組みは間違っていなかったと感じています。地域・学校・農家・企業など、多くの仲間を作ることができたことが一番の成果です。今後は、学習施設にとどまらず、さまざまなステークホルダーが交わる場所として、新たなイノベーションをもたらす起点にしたいです」と野上さん。
2028年にはFビレッジに隣接する新駅の開業が決定しており、さらなる発展が期待されます。北海道を訪れた際は、ぜひKUBOTA AGRI FRONTへお立ち寄りください。ここから広がる仲間づくりの輪に加わり、ともに「食と農業」の未来を考えてみませんか。
北海道恵庭市立恵明中学校の館内見学ツアーに密着!
① INTRODUCTION
“食と農業”の世界へ出発!
展示やコミュニケーターの説明から、“食と農業”の課題を学びます。
② THEATER
壁と床いっぱいに映像が広がる迫力満点のシアター。映像に包み込まれるような空間に、思わず歓声が上がりました。
映像では、毎日の食卓の向こうに広がる“食と農業”のつながりを紹介。フードバリューチェーン全体で課題を解決していく大切さが描かれます。
まるで自分が映像の世界に入り込んだかのような没入感の中、中学生たちは食と農業の未来について真剣な表情で見入っていました。
③ FIELD
「さて、最初の判断の時間です。どの作物をつくりますか?」
コミュニケーターの声で始まったのは、農業経営シミュレーションゲーム「AGRI QUEST(アグリクエスト)」。ゲーム内で一人ひとりが農家となり、チームで話し合いながら農業経営に挑戦しました。
「品質にこだわりたい!自分で成長を見守って、良い物をお客さんに届けたい」
「たくさん売るにはどうしたらいいか、インフルエンサーに宣伝してもらおうかな?SNSは風評被害のリスクもあるからやりすぎない方がいいのかも」と白熱した議論が続きました。
農業経営シミュレーションゲーム「AGRI QUEST」
「AGRI QUEST」は、参加者が農場経営者となり、チームで5年間の農業経営に挑戦するシミュレーションゲームです。作物の選定や販売先、生産の仕方などを話し合いながら決定し、実際の農業経営さながらに、思いがけないトラブルやチャンスを経験してもらいます。めざす経営の形はさまざまです。先進技術を活用した大規模経営、品質にこだわった農産物づくり、地域や従業員を大切にする経営など、選択次第で異なる農場の姿が生まれます。農業の多様性と経営の面白さを体験しながら学べるプログラムです。
④ TECH LAB
最新のアグリテック(農業技術)を使った農場を見学。
施設内には、ガラスハウスの中で作物を育てる農場と、密閉された空間で栽培を行う植物工場があり、従来の農業のイメージを覆す光景が広がります。農業がデータやシステムによって支えられている様子を間近で見ることができます。見学した中学生たちからは、「畑じゃなくてこんなきれいな場所で農業ができるんだ」「ロボットが活躍していて驚いた」「データを活用して農業ができるんだ」といった声が上がり、未来の農業の姿に大きな驚きを感じている様子でした。
KUBOTA AGRI FRONTで体感いただけるアグリテック
自律走行型の農薬散布ロボットや、AIを活用した自動潅水施肥システム、植物工場など、クボタや各パートナー企業のアグリテックを活用した現場を間近でご覧いただけます。館内では、アスパラガス、イチゴ、トマト、リーフレタスなど、さまざまな作物を栽培しています。農業は、農家さんの長年の経験と多くの人手に支えられてきました。一方で、現在の農業が抱える課題として、担い手不足や作業負担の大きさなどが挙げられます。アグリテックを活用することで、経験がなくても適切な栽培管理が可能であり、省人化にもつながります。また、館内で収穫したリーフレタスは、「KUBOTA AGRI FRONT CAFE」で提供されており、見学だけでなく、食を通じてアグリテックの可能性を感じていただけます。
⑤ TABLE
一人ひとりにおにぎりが配られ、中学生たちは今日の体験を思い返しながら味わいます。そこには、食べ物ができるまでに関わる多くの人や技術に思いを馳せてほしいという願いが込められています。おにぎりを頬張りながら、「いただく」という言葉の意味について改めて考えました。最後には、「食べ物のありがたみを改めて感じた」「私たちのために働いてくれている人に感謝を伝えたい」「AIやロボットが農業で活躍していることを身近に感じた」など、それぞれの学びや気づきをメッセージに残しました。
施設紹介動画
RECOMMEND
KUBOTA AGRI FRONT CAFE
北海道産の食材や施設内で栽培された野菜を使用したメニューがあり、エスコンフィールドを眺めながら食事ができます。
野菜の甘みが引き立ち、ファンも多い。
イベント情報
食と農業をテーマにした体験プログラムやワークショップ、マルシェなどのイベントを随時開催しています。
ぜひお越しください!



農業学習施設 KUBOTA AGRI FRONT
| 住所 | :北広島市Fビレッジ8番地 |
|---|---|
| 営業時間 | :10:00~18:00(月曜日休館) ※休館日は変更となる場合があります。公式Webサイトでご確認ください。 |
クボタ株主クラブ
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毎月のニュースレター配信

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クボタの工場、関連施設見学ツアーなどへのご招待

普段は見ることのできない工場や関連施設を見学できる会員様限定イベントへご応募いただけます。製品づくりの現場や最先端の技術・取り組みを実際にご覧いただくことで、クボタの事業や社会課題解決への挑戦をより深くご理解いただけます。
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「クボタべっぴんふぁーむ」取扱商品の特別販売

クボタグループが運営する会員制ECサイト「クボタべっぴんふぁーむ」をご利用いただけます。全国の生産者のこだわりが詰まった農産物や加工品などを購入可能。挑戦する生産者を応援しながら、ほかにはない特別な品々“べっぴん”をお楽しみいただけます。
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クボタスピアーズ試合観戦チケット等の優待

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