クボタの事業と特徴
クボタは食料・水・環境分野の社会課題の解決に貢献する事業を、世界120カ国以上で展開しています。
食料・水・環境という人々の生活に欠かせない領域で、常に社会課題と向き合い、日々の暮らしを守るために、
豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”として、
持続可能な社会の実現に貢献します。
機械事業
機械事業は、稲作・畑作向けの農業機械や建設機械、それらに搭載されるエンジンを、
日本・北米・欧州・アジアを中心に各国・各地域に展開し、
世界の食料生産や産業発展を支えています。
農業機械・エンジン部門
農業機械
長年、農業の現場で培ってきた技術を活かし、稲作・畑作向けの多彩な農業機械を開発・提供しています。累計生産台数が590万台*1を超えるトラクタを始め、農作業の超省力化を実現する農機の無人化・自動化、ICTを活用したサービスの提供などにより、世界の安定的な食料生産に貢献しています。
- *1.2024年12月31日時点
農業関連商品
トラクタに連結するインプルメント(作業機)や、野菜・果樹向け機械、さらにはデータドリブンな農業を可能にする精密農業システムなど、現場のニーズに即した製品・ソリューションを多角的に展開。農業機械とともに、世界各地の農家の生産性向上をサポートしています。
エンジン
自社搭載および外販を合わせ、産業用エンジンは約3,800種類*2をラインアップし、多種多様なニーズに対応しています。また、カーボンニュートラルや厳しい排ガス規制に対応するため、燃料の向上、電動モーターとのハイブリッド化、水素をはじめとした低・脱炭素燃料への対応を加速。産業用小型エンジンのリーディングカンパニーとして、世界の産業発展と環境負荷低減に貢献しています。
- *2.2024年12月31日時点
建設機械部門
建設機械
ミニバックホー販売台数は23年連続でグローバルNo.1を獲得*3。北米市場においては、コンパクトトラックローダを中心にスキッドステアローダや多様なアタッチメントが高い支持を得ています。OEM供給も含めた幅広い製品ラインアップで、世界の建設現場や住環境の整備に貢献しています。
- *3.「Off-Highway Research 2024」より。
水・環境事業
水・環境事業では、ダクタイル鉄管やバルブ、ポンプ、環境プラントに加え、
インフラ管理を効率化するIoTソリューションを提供。
日本・欧州・アジア・中東など、世界各地の水インフラ整備に貢献しています。
パイプインフラ関連部門
ダクタイル鉄管・合成管・官需向けバルブ
地震に強い耐震型ダクタイル鉄管や配水ポリエチレン管をはじめとしたクボタの水道管は、高い品質と信頼性により、世界70カ国以上に納入されています。また、安定的な水の供給を支える各種バルブや、上下水道施設の管理効率を高めるIoTソリューションの提供を通じて、国内外の水インフラをトータルでサポートしています。
素形材・スパイラル鋼管
素形材とは、素材に熱や力を加えて形成された部品・部材のこと。スパイラル鋼管は、らせん状に成形・溶接された鋼管で、橋梁や建築の基礎などに用いられます。
クボタが作る高い品質と信頼性を備える素形材・スパイラル鋼管は、石油化学、鉄鋼、土木、自動車関連などの分野で広く活用されています。
環境関連部門
各種環境プラント・ポンプ・民需向けバルブ
安全な水の供給と再生を行う水処理プラント・機器、災害対策にも寄与するポンプ、各種プラントを支えるバルブ、生活や事業活動から排出された廃棄物を循環させる環境リサイクルプラントなど、社会の要請に応じて技術を開発。地球環境に優しく、安心・快適に暮らせる生活環境の創造に貢献し続けています。
世界の各地域で展開する
クボタのビジネス
クボタは、日本、北米、欧州、アジアを中心に展開している各事業の主力ビジネスにおいて、現地生産・現地販売を行っています。
競争力のある市場を軸に、各地域におけるニーズに適合した製品・ソリューションを展開することで、事業シェアの拡大をめざしています。
成長ドライバー
中期経営計画で定めた通り、以下の事業を2025年に向けた成長ドライバーと位置づけます。
北米/建設機械事業
製品ラインアップの拡充と、現地における開発・生産・販売の一体運営により、大幅なシェアアップをめざします。
アセアン/機械事業
都市化の進展を背景に、農機・建機のさらなる販売増をめざします。
機械/アフターマーケット事業
グローバルレベルでの豊富な稼働機械を活かして、「販売後の事業」の拡大をめざします。
水・環境/ソリューション事業
IoT技術などを活用して機器売り中心からO&M・ソリューション中心への脱皮をめざします。
機械/インド事業の拡大とベーシック市場の参入
世界最大のトラクタ市場であるインドでのシェア拡大と、ベーシック機輸出によるグローバルでの事業拡大をめざします。
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