ビニールトンネルの除覆

ビニールトンネルの除覆

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【種まきから15日目頃】 種まきから15日目頃になると、苗は10cmを超えてきます。5月の中旬になっても少し寒い日がありますが、ビニールトンネルの除覆を行います。

苗を外気にさらして強くする

気温が上昇して、保温の必要が無くなるとビニールトンネルをはずします。苗床での高すぎる温度や、ビニールトンネルによる光不足などは、苗を軟弱化・徒長(伸びすぎ)させます。徒長苗は、葉も根も弱くなってしまいます。
苗を外気にさらし、がっちりとした強い苗に育てます。ある程度の低温にあてることで、徒長を抑制して、堅くしまった良い苗にします。

ビニールトンネルをはずす男性
苗半作

春先は天候が不安定です。暖かい日が続いた後に、また寒波が来たりします。稲の葉は15℃、根は12℃が成長の限界で、これ以下の気温になると、成長は停止すると言われています。これ以下の低温になった場合は、深水にして、水の保温効果で苗を守ります。このように、天候に臨機応変に対応し、冷害を防止しながら、ゆっくりと強い苗に育てます。

お米のできの善し悪しは苗のできに大きく左右されるため、良い苗を育てれば米作りの半分は成功という意味で、昔から「苗半作(なえはんさく)」「苗代半作(なわしろはんさく)」と言われています。

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