育苗箱を苗代田(なわしろだ)へ移動

育苗箱を苗代田(なわしろだ)へ移動

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育苗箱に種籾(たねもみ)をまいたら、苗代田(なわしろだ)に並べてビニールトンネルで保温する「保護苗代」を作っていきます。

育苗箱を苗代田へ移動させる

軽トラックに育苗箱を積む女の子

種まきが完了した育苗箱を、軽トラックに積み込みます。土と水の入った育苗箱はかなり重いですが、がんばっています。

こぼれた種籾を拾い集める女の子

こぼれた種籾も無駄にしないように、拾い集めます。

覆土が完了した育苗箱

種まき、覆土(ふくど)が完了した育苗箱を軽トラックで苗代田まで運びます。軽トラックから育苗箱を下ろし、畦(あぜ)に運びます。

育苗箱を苗代田に並べる人たち

育苗箱を苗代田に並べます。田んぼの中の移動は、泥に足を取られて、引き抜くのに力が要ります。また、土と水の入った育苗箱は重いので、できるだけ手渡しで移動を少なくします。

家族総出で作業をする様子

家族総出でチームワーク抜群の作業です。

ビニールトンネルで保護苗代を作る

2列に並べられた育苗箱

育苗箱が2列、並べられました。この2列を1つのビニールトンネルで覆い、保温します。
保温することで、出穂期(しゅっすいき)を調整して早めに苗を育てることができます。これを、早期栽培と言います。

稲は太陽エネルギーで光合成を行い、稲穂にデンプンを蓄積します。これが、お米です。お米をたくさん収穫するためには、稲穂に花が咲いてデンプンを蓄積する時期に、光合成が盛んに行えるように、真夏に花が咲くタイミングで育てます。そこから逆算して、早めに苗を育てるために、保護苗代や室内育苗などの早期栽培が考案されました。

ビニールトンネルの骨組みを作る父娘

ビニールトンネルを作る作業の始まりです。まず、白い被覆鉄線を苗代田の土に差し込み、アーチ型の骨組みを作ります。

共同作業をする父娘

息の合った父娘による共同作業です。

ビニールトンネルの骨組みを作る父娘

昔は、このアーチ型の骨組みは竹で作っていたそうです。

ビニールトンネルで覆う父娘

保温するためにビニールトンネルで覆います。二人がかりで農業用ビニールを伸ばしながら、アーチ型の骨組みに被せていきます。こちらも、世代は違いますが、息の合った父娘による共同作業です。

ビニールトンネルで覆う父娘

田んぼの中を移動するのは、泥に長靴が取られるので大変です。

ビニールトンネルを杭で固定

ビニールトンネルの端に杭を結びつけ、土に打ち込んで固定します。

ビニールの上からさらに固定する人たち

骨組みに使用したのと同じ被覆鉄線で、ビニールの上からさらに固定します。骨組みと骨組みの中間地点を固定していきます。

泥を乗せて固定する様子

ビニールの端を泥に埋め込み、さらに泥を乗せて固定します。

泥

泥は、さまざまな活用ができる貴重な資材です。

完成した2列のビニールトンネル

カマボコ型のビニールトンネルが2列、完成しました。この後は、ビニールトンネルをはずすまでの約2週間、ビニールを持ち上げて苗の成長を定期的に点検します。

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