都市部の工事現場で活躍するオフセットブームに
対応した待望のマシンガイダンスシステムが誕生。
マルチGNSSを活用することで高精度なマシンガイダンスを可能に。
建機のキャノピに取り付けた受信機(VR500)と基地局、Ntrip A3®を使用し建機の位置情報を正確に認識させ、
作業機に取り付けたセンサーが角度と加速度を検出します。
建機の位置情報と姿勢情報を統合し、タブレットに刃先の位置や角度を表示。
別途作成した3D設計データを読み込ませることで、設計面までの距離をリアルタイムに把握できます。(現場で刃先を当てて簡易設計データを作成することも可能)
従来のGNSSマシンガイダンスシステムでは2本のアンテナを2m程度離して取付する必要があり、小型建機への取り付けは難しく大型建機への取り付けが主流でした。
キャノピに取り付けるVR500(移動局)は2個のアンテナを一つにすることで小型建機への取り付けが可能になりました。
※天井に搭載しておりますGNSS受信機(VR500)の高さは約20cm程度です。
従来のGNSSマシンガイダンスシステムを使用するには最低数個のGPS(GPSはGNSSの一種)を受信する必要がありましたが、当システムはマルチGNSS受信機を使用することで、GPSが入らない場所でも他のGNSSが受信できる状態であればマシンガイダンスを行うことが可能です。
受信可能な衛星の種類
GPS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSS
基地局とNtrip A3®を使用することで、基地局を現場付近に設置する必要がなく、基地局から10km圏内の現場で高精度なマシンガイダンスが行えます。
※マシンガイダンスシステムを使用するにあたり、施工前にコントローラー(P9III)と移動局(G970II Pro)でローカライゼーション作業が必要です。
Ntrip A3®と合わせて使用することで高精度なマシンガイダンスを実現。
G970Ⅱ Pro(仮設タイプ)
※三脚及び整準台、整準台アダプターは別売です。
GNSS方式のマシンガイダンスを行うためのローカライゼーション作業時にG970Ⅱ ProとP9Ⅲ コントローラーを接続し、使用します。
G970Ⅱ Pro
P9Ⅲ コントローラー
※RTKポール及びバイポッド(二脚)は別売です。
マシンガイダンスを使用するには上記の製品が必要となります。 また、当パッケージを使用する初回の施工にはローカライゼーション作業が必要となり、ローカライゼーション作業には移動局及びコントローラーを使用します。
マシンガイダンスを行うために当システムではGNSS補正データ配信サービス、N-Trip A3®を採用しています。
VR500と基地局がGNSSより位置情報を取得し、位置情報をサーバー内で紐づけ、補正情報を生成。
その補正情報をVR500に送ることで、位置情報の精度を高め、高精度なマシンガイダンスを可能にします。
※通信費は別途必要となります。詳しくはお近くのクボタ建設機械販売会社へお問い合わせください。
センサーやGNSS受信機(VR500)はミニショベルに適した配線で取り付けを行い出荷いたします。
作業機の各センサー部分にはクボタオリジナルブラケットを装着しております。