
ヤンゴンにおける冷蔵庫の普及率は30%程度だそうですが、テレビの普及率は80%程度と高く、大切な娯楽の一つとなっています。K-POPや韓国ドラマ、日本のアニメが好まれているようです。
(※2017年9月に行った取材に基づきます)


ビジネスの中心はヤンゴン
ヤンゴン市内では、在ミャンマー日本大使館等の支援のもと「日緬交流イベント」が開催されていました。エアコン、魔法瓶、シャワートイレ、インスタントラーメン、ギョーザなど生活全般にわたってライフスタイルを提案しており、盛況でした。屋外パビリオンでは、コスプレ・コンテストも実施されていました。
2007年に首都はネピドーに移転しましたが、ビジネスの中心は今でもヤンゴンだそうです。


「今後も、機械化をはじめ心からサポートしていきます」


クボタミャンマーは、ミャンマー農業を支援するために各種の計画を立てています。
村田豊一社長


45エーカー(※)の耕作面積を所有するチョージアさんは、先進農家でもあります。稲刈りの後は、日本にも輸出するモヤシ用の豆を栽培するのですが、働いてくれる方々にまず手を洗うことから教えていくそうです。
※1エーカーは約4047㎡
チョージアさん
会う人ごとに笑顔で握手を交わすチョージアさん。この国は、ときに「現身(うつしみ)の浄土」とまで表現されます。


世界人口は2050年に96億に達すると国連は推計しています。今後、世界で人口の増加が予測されるのは、お米を主食とするアジアやアフリカです。そのために、お米の増産は急務であるとも言われています。
ミャンマーは水と土壌条件に恵まれ、未利用地も多くあり、お米の生産においてアジアNo.1の潜在能力を秘めている国と言われています。お米を愛してたくさん食べるこの国には、米作りに情熱を傾ける人々と、心からサポートする人々がいます。確信を持って機械化に舵を切った先進の農家、そして「徳」を重んじて生きる、人々の和があります。
米輸出大国の復活を目指すミャンマーの田んぼが、その潜在能力を開花させる日は、遠からずやって来るのではないかと思います。
協力:松下英樹(WAZO) Than Naing(WAZO)