刈り取りの開始

刈り取りの開始

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【種まきから150日目頃】 籾(もみ)が栄養分をしっかりと溜め込む頃、稲穂は黄金色になります。田んぼ一面が黄金色に輝き出せば、いよいよ刈り取りの季節です。

黄金色の輝きの秘密

籾の構造

出穂(しゅっすい)後は、稲の葉や茎は全力で籾に栄養分を送り込みます。籾が登熟して栄養分の溜め込みを完了すると、使命を果たして枯れ、美しい黄金色になります。しかし、稲の葉や茎が、寒さや病害虫などが原因で枯れた場合は、赤みを帯びています。

稲には、プラント・オパール(植物珪酸体)と呼ばれるガラス質細胞が存在し、それが、日の光を受けると輝くと言われています。

アキアカネと稲

アキアカネが山から戻って来て、稲穂が太陽の光を受けて黄金色に輝いたら、いよいよ稲刈りです。

稲刈りの時期

稲刈り時期の田んぼ
首を垂れる稲穂

穂が出てから約40~45日、黄金色の稲穂が垂れ下がると稲刈りの時期となります。早く刈りすぎると未熟粒が多くなり、収穫量が少なくなります。逆に、遅れると収穫量は増えますが、籾が熟れすぎて米の色や、つやが悪くなり、品質や食味が低下します。稲刈りはタイミングが大切です。

コンバインでの稲刈り

ここではコンバインによる作業を紹介します。
コンバインは稲刈り・脱穀(だっこく)・籾の選別・藁処理を同時に行う農業機械です。

稲刈り中のコンバイン
稲刈り中のコンバイン
稲刈りの仕組み

引き起こされた稲が、刈り取り部の刈り刃で刈り取られます。

稲を刈り取るコンバイン
稲を刈り取るコンバイン

刈り取る位置は田面から5~6cmほど上です。低く刈ると、泥をかむので刈り刃の切れ味が悪くなってしまいます。
刈り取り速度は、最速のコンバインの場合、2m/s=時速7.2kmで刈り進みます。

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