Documentary of KubotaDocumentary of Kubota

Vol.4Singapore/Japan

クボタは、日本の農業の発展に向け農業機械にとどまらず様々な事業を行っています。今回は日本米の消費拡大に向けた米輸出事業をご紹介致します。

PHOTO

減少する日本の米消費を、
海外への販路拡大で回復できないか。

  • PHOTO
  • PHOTO
  • PHOTO
  • PHOTO
  • PHOTO

シンガポール。
アジア経済の中心地といえるこの街で、
いま、日本米を食べている姿が多く見られるようになりました。
この風景、ただの食ブームではありません。
その背景には、意外な事実がありました。

PHOTOPHOTOPHOTO

シンガポール大手弁当チェーン 武田社長

日本にはモノがあり、技術もある。ただしマーケットが縮小しています。

一方、アジアは凄く大きなマーケットのポテンシャルがあり育っていますが、高品質なモノやノウハウがありません。
この二つの橋渡しをする人が今、十分ではありません。

お米で言えば、クボタさんがそれをやっていて、こういった橋渡しをする方が活躍するかどうかが、今後日本が食べていけるかどうかのポイントなので、その面でクボタさんの意味は大きいと思います。

PHOTOPHOTOPHOTO

黒澤ファーム 黒澤社長

うちは私で21代目になる農家です。
日本では今、900万トン程のお米を作っています。
一方で、毎年食べられる消費量はだいたい700万トン前後です。

作る量と食べる量のバランスが崩れてきているので、どのようにその量を調整するかが、大きな課題の一つだと思います。

ただ日本の文化と全然違うところに「日本のお米はおいしいから食べて」と持って行っても、ちょっと無理があるなとも感じていました。

クボタは海外に小型の精米機を持って行って、現地で精米した新鮮なお米を配達するという、おそらく業界初の試みを行いました。それを農機メーカーがやったことにも意味があると思います。

シンプルにおいしく食べるための選択肢として、現地に精米工場を作ったというのは画期的なことだと思います。

PHOTOPHOTOPHOTOPHOTO

木曽岬農業センター 古村社長

私は農業をはじめて32年です。管理している田んぼの枚数は約2,000枚。
2,000枚もあると「あれ、どっちだっけな?」ということがあります。また間違えて作業することも起こるんですよ。

昔は手書きの地図を使って管理していましたが、今はクボタのKSASを使って田んぼの管理や場所の確認をやっています。

あらゆるデータをKSASに打ち込んであるので、一目瞭然です。

入社1年目でも、自分が今どこにいるのか、どの田んぼの作業をするのか、次どうしたらいいのかが間違えることなくわかるので、安心して作業に送り出せるようになりました。

英之さん

農業に対して持っていた印象は、それほど暗いイメージではなかったのが率直なところです。逆に「あ、なんかいけるかも」と、希望とか、未来が明るいようなイメージを持っていたのが本心ですね。

古村社長

かっこいい農業を目指してやっています。まだまだ自分が思っているかっこよさには至っていないですけど。

「農業、かっこいいんじゃない?」、「農業、やってみようかな」と、一人でも思ってくれれば、この土地の農地を守ることにつながると思っています。

PHOTOPHOTO

新潟県農業大学校2年 半沢さん

クボタの最新鋭の機械を貸していただいて、すごく楽しい授業を受けています。

新潟県農業大学校2年 川瀬さん

僕の作っている「いただき」という品種はシンガポールへ輸出して売ろうとしています。
がんばって作って、ちゃんと美味しいと思うのでアピールしていきたいです。

新潟県農業大学校2年 松田さん

農業はやっぱり楽しいです。
機械を使って、ちょっと難しいコツのいる農業から、簡単な農業に変わっていければ、日本の農業は良くなると思います。

PHOTOPHOTO

黒澤社長

日本はよく「瑞穂の国」と言われるように、お米を作るのに非常に適した場所なので、フル活用してお米を作るべきだと思います。

そのお米を輸出することによって、日本の水田を守ることができるし、しかも海外の方たちからの「日本のお米を食べたい」という需要にも応えることができる。

だから輸出は、米の生き残る選択肢のひとつに必ず入ってくると思います。

美味しいご飯をもっとみんなに届けたい。
その挑戦は、きっと日本を、世界を、本当の意味で 豊かにしていくことにつながっている。
農家の皆さんの笑顔が、なんだかとても頼もしく見えました。

History

日本農業におけるクボタの取り組み

1922年(大正11年)に脱穀・籾摺・揚水用の動力源として農工用石油発動機を、また1947年(昭和22年)には、耕うん機を開発するなど、日本の農業を支える農家の皆様が求める製品・サービスの開発で日本の農業の発展に貢献して参りました。
現在は、農作業のさらなる軽減にむけた「ICT農機」や「パワーアシストスーツ」などの先進的な農業機械の開発、生産性の向上にむけ農業経営を見える化するクラウドサービス「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」の提供、地域の皆様と地域の特性を活かした新しい農業の実現を目指す実証農場「クボタファーム」の実践、さらに日本米の消費拡大に向けた海外輸出事業など、さまざまな事業活動を通し農家の皆様に寄り添い、日本の農業のさらなる発展に貢献してまいります。

  • PHOTO

    農工用発動機第1号

  • PHOTO

    トラクタ・コンバイン・田植機

  • PHOTO

    農業機械に最先端技術と
    ICT(情報通信技術)を
    融合させた
    クラウドサービス「KSAS」

PHOTO

クボタの「農機自動運転」

クボタの農業機械事業について
詳しくはこちら

CLOSE

NEXT

PREVIOUS

back