クボタのトラクタは農業大国ベトナムで、リーディングブランドとしてこの国の農業を支えています。農業人口が減少し続ける環境下で、人口増加に伴う世界の食料不足に備える使命に挑戦するクボタの活動をご紹介します。
ベトナム。日本よりも狭い、その小さな国は実は米の輸出量世界第3位の農業大国。
特に、南部のメコン川周辺に広がるメコンデルタは豊かな実りをもたらす肥沃な稲作地帯。
二期作、三期作があたりまえというその土地で、クボタはどんなふうに農家の暮らしに役立ってきたのか。
カンボジアに隣接するアンジャン省、チャウフー県で長く
米農家を続けてきたケットさん一家にお話を聞きました。
ケットさんの父
今いる土地は私の父が残してくれた土地で、面積は1.5ヘクタールあります。
今ここでは年に2回収穫をしていますが、昔と比べて収穫回数、収穫量ともに増えています。
もう20年以上クボタのトラクタを使っています。
機械を使い始めて、農業は変わっていきました。日々耕せる面積は広がって行き収入も増えました。
私はもう歳なので、農業は子供に任せて老後の生活を楽しみたいですね。
ケットさん
9歳の頃から父と一緒に農業を手伝い始めました。今年で26年目ですね。
トラクタには14歳で初めて乗らせてもらいました。違うメーカーも使ってみましたが、やっぱりクボタの方が耐久性もいいですし、父が長く使っていたのもずっと見ているので、やっぱり信頼があります。
将来的には、もっと田んぼの面積を増やしていきたいです。
私の長男ももうトラクタを動かすことが出来るんですよ。父親として、将来息子たちも苦労せず農業ができるように農業機械の体制を整えておいてあげたいと思っています。
ケットさんの笑顔はとても力強くて、
その額にはこの土地で米農家として生きる誇りと喜びが刻まれていました。
クボタ農業機械の歴史
クボタは、1960年に畑作用トラクタT15を開発。
以降常に、時代の先端を走る農業機械を生み出してきました。
2016年にはトラクタの全世界総生産台数が通算400万台を突破し、
世界各国で活躍しています。
1960年に開発された
畑作用乗用トラクタT15形
1970年の日本万国博覧会
「クボタ館」で展示された
夢のトラクタ
2014年にリリースされた
大型畑作に挑む大型トラクタ
「M7シリーズ」