農業機械
創業以来、農業とともに進化の歩みを重ねてきたクボタは、戦後の復興や高度成長、石油ショックなどを経て、現在に至るまで、いつの時代も農業の現場や市場の動向に寄り添い、時代と要望に即した農業機械を業界に先駆けて開発してきました。世界の未来が豊かであるかどうかを左右する食料とそれを育む人と環境を支えることが、クボタのミッション。国内のみならず、世界市場を牽引するグローバル・リーダーとして、営農課題解決へのさらなる貢献を目指します。
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産業の多彩な
ニーズに対応
素形材
Materials
日本の水処理技術を
世界へ
水処理システム
Water Treatment System
1940~1950年代
第二次世界大戦後の混乱期、国民は飢餓に瀕していました。クボタは食糧確保政策に沿って、農工用発動機や肥料工場向けの化学工業用鋳物から生産を再開。食糧増産を支え、日本の復興に貢献します。戦争で中断していた耕うん機の研究も再び推進していきます。
耕うん機
終戦後の深刻な食糧問題。クボタは農業関連の機械を製造し、食糧増産に貢献しつつ、耕うん機の開発にも着手。後に、農業機械化の夜明けが到来します。
1950~1960年代
高度成長で産業構造が変化し、人口が都市部へ急激に流出したため、地方は深刻な労働力不足になりました。農村部を支えるため、クボタは農機の改良・開発を加速。欧米製の輸入品とは異なる、日本農家の要望に応える畑作用と水田用の国産トラクタを開発します。
トラクタ
高度成長に沸く首都圏への爆発的な人口流入は、農村部に深刻な労働力不足をもたらしました。日本の農家を支えるため、クボタは国産トラクタを開発します。
1960~1970年代
高度成長期以降、農業機械化の要請が高まり続けるなか、世界的に食糧不足の傾向が生じました。それを受けて、日本は農機ブームに。やがて「歩く農業」から「乗る農業」への転換期を迎え、トラクタとコンバインが爆発的に普及。国際戦略商品へと成長します。
トラクタ 田植え機 バインダー コンバイン
農村部の労働力問題を解決するために、農業機械化に邁進するクボタ。世界的な食糧不足と農機ブームを背景にトラクタとコンバインが爆発的に普及し、「トラコン時代」が到来します。
1970~1980年代
創業90周年の1980年、企業スローガンを「技術で応えるたしかな未来」に改めたクボタ。機械を売る時代から作業を売る時代への変遷を迎え、顧客に寄り添ったまごころのサービス姿勢を再確認しました。成熟化した農機市場に、また新たな旋風を起こします。
トラクタ
電子制御と油圧技術を組み合わせたトラクタ「サンシャインモンローマチック」を開発。農家に寄り添ったこの製品は農業の現場に新しい価値を提示しました。
2000~2010年代
国内のあらゆる規模の農家が、労働力確保のほか米価の変動、燃油や肥料・農薬価格の高騰に苦しみ、営農コストの低減が火急課題に。いまや業界のグローバルリーダーとなったクボタは、世界標準の新シリーズを開発し、国内外とも支援を展開していきます。
トラクタ コンバイン
業界のグローバルリーダーとなったクボタは国内外の課題を解決すべく世界標準の新シリーズを開発。各国の農家に寄り添った製品を展開します。
2016年~
情報通信技術がさまざまな産業・分野に活用される今日だからこそ実現できた、未来の農業の在り方。農家の長年の夢を実現するべく、40年にわたって農業機械をリードしてきたクボタが、農業を「見える化」して、未来型のソリューションを創造しました。
KSAS Farm Pilot
常に農家に寄り添い、持てる技術をその課題解決のために追及してきたクボタだからこそ実現できた、業界最高峰の食料生産技術と独自のICTシステムの融合。クボタが思い描く未来の農業の在り方を次世代機が実現します。
農業機械の系譜をダウンロードして読む
(PDFファイル:2.08MB)