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豊かな生活のパートナーとして、
憧れのライフスタイルの実現に貢献する

1990年代、好景気が続くアメリカでは、人々はより豊かな生活を求めていた
クボタは小型トラクタをはじめとする製品でその思いに応えていく

週末は郊外の自宅で庭の手入れや野菜づくりを楽しむ。セミリタイアして夢にまで見たカントリーライフにいそしむ。自然の中で土や草木にふれる心豊かな生活。それを支えるパートナーとして、多くの人々に選ばれているのがクボタの小型トラクタだ。

アメリカのライフスタイルに合ったコンパクトで使いやすいクボタトラクタ
アメリカのライフスタイルに合ったコンパクトで使いやすいクボタトラクタ
郊外での豊かな暮らしと家族を支える
郊外での豊かな暮らしと家族を支える

クボタは1969年からアメリカに農機を輸出し始め、1972年にはカリフォルニア州に現地法人Kubota Tractor Corporationを設立して本格的にアメリカ進出を図る。当初、広大な畑作が主体の市場で苦戦するが発想を転換し、ガーデニングをする人やウィークエンドファーマーなど個人客に向けて小型トラクタに芝刈り機のインプルメント※1を組み合わせた製品を提案。これが瞬く間に多くの人に受け入れられた。豊かな生活を実現するためのコンパクトで使いやすく、タフで多機能なトラクタは隠れたニーズだった。この発見は大きかった。それ以降、クボタはディーゼルコンパクトトラクタにおける確固たる地位を築いていく。

ディーラーはクボタのビジネスに不可欠で大切なパートナー
ディーラーはクボタのビジネスに不可欠で大切なパートナー

さらに1990年代に入るとアメリカはITをはじめ新たな産業が台頭し、長期にわたり景気拡大が続く。人々はもっと自分らしさを求め、さらに「自分たちのことは、すべて自分たちでする」という暮らしへの憧れが若い世代にも広がっていく。そのような「もっと豊かに」という思いに、クボタは1988年に設立した現地工場の Kubota Manufacturing of America Corporationでの生産やアメリカに特化したインプルメントとの組み合わせ戦略を進めることにより、事業拡大とブランド確立を推進していく。その際、重要な役割を果たしたのがディーラーとのパートナーシップである。アメリカでのビジネスにおいてディーラーとの信頼関係は重要だ。ディーラーは、メーカーから製品を仕入れユーザーに販売するだけではなく、修理をし、ユーザーの声をクボタに届ける存在なのである。クボタはアメリカ各地で独自にディーラーを開拓していく。そして全米規模の定期的なディーラーミーティングを行ったり、製品を扱っているディーラーのもとを訪れ、その声を聞くなど信頼づくりに努めた。全米で約1,100社と契約、その多くがクボタの製品のみを扱う専業ディーラーとなっている。クボタはアメリカにおいても人々の思いに寄り添い、それに応える製品を通して憧れのライフスタイルに貢献する、豊かな生活のパートナーとして活躍している。

注釈
  • ※1インプルメント トラクタに牽引され、草刈りや施肥など作業ごとに取り替えて使う専用の機器のこと
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