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建設機械

世界で拡大していく建設需要に
地域に根差した開発で小型建機の
ラインアップを拡充

より快適な都市空間の整備で、社会の成長を支えるために
2010年にはCTLを、さらに2015年にはSSLを市場投入

人口増加を背景に急速な都市化が進んでいるアジアや南米、アフリカ諸国でクボタのミニバックホーは高い評価を獲得している。また、世界最大級の市場規模を誇り、住宅やインフラ整備、道路建設などで建設投資が進む北米において、クボタはミニバックホーだけでなく、コンパクト・トラック・ローダー(以下CTL)やスキッド・ステア・ローダー(以下、SSL)といった多様な小型建設機械で、社会の成長をバックアップするとともにその発展に貢献してきた。

北米市場でポピュラーな機種。軟弱地盤でも安定性のある「クローラー式」(CTL)
北米市場でポピュラーな機種。軟弱地盤でも安定性のある「クローラー式」(CTL)

クボタは北米で2010 年にCTLを、次いでSSLを2015年に市場投入。CTLは接地面積が広い「クローラー式」であるのに対し、SSLは「ホイール式」。CTL は軟弱地での走破性が高く、安定性や掘削力が高い特長がある。一方、SSLは移動性に富み、小回りがきくところから狭所作業に強みを発揮する。どちらも資材や土砂の運搬・積込、市街地での道路工事、造園など活躍の場は幅広く、北米市場ではポピュラーな機種だった。

移動性に富む「ホイール式」(SSL)
移動性に富む「ホイール式」(SSL)
現場の声を収集するディーラーは北米での販売・サービス強化には欠かせない存在
現場の声を収集するディーラーは北米での販売・サービス強化には欠かせない存在

だが、その市場は先発メーカーが席巻しており、苦戦が予想される厳しい環境だった。そこでクボタは「現場主義」という現地・現場に根差したモノづくりの姿勢で北米市場にあった製品提供をめざし、製品がどのように使われ、何が課題であるのかといった現場の声を徹底した市場調査で収集。その声を製品開発やモデルチェンジにフィードバックしていくことで、さらに品質を向上、ユーザーの信頼を積み上げていった。さらに、北米市場で存在感を示し始めていたクボタのSSLはその生産拠点を一部日本からジョージア州のKubota Industrial Equipment Corporation(KIE)に移管。製品を消費地の近くで生産することで、製品の受注から納品までの時間が短縮でき、その分コストダウンや顧客満足度の向上につながり、製品の競争力に大きく寄与した。

クボタはCTLの生産の一部をカンザス州のGreat Plains Manufacturing, Inc.(GPM)へ移管し、2022年から量産を開始した。そしてこれからも、現地の声を聴いて、製品開発を行っていく。クボタは現地に根差したモノづくりで、世界最大の経済力を持つ北米の小型建設機械市場を力強く勝ち抜いていく。

北米での事業展開を加速するカンザス州のGreat Plains Manufacturing, Inc.(GPM)
北米での事業展開を加速するカンザス州のGreat Plains Manufacturing, Inc.(GPM)
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