Our Challenges

社会課題
kv画像

急激に発展する東南・南アジア
熱気と活気の影に潜む課題

2000年前後から近年にわたり、東南・南アジア諸国は豊富な資源や労働力を手にして、著しい成長を続けている。しかし、右肩上がりで経済が発展していく一方、最も優先されなければならないはずの暮らしの質の向上が、経済発展のスピードに追いついていないことが実は多い。内戦という深い傷を負いながらも若い力が台頭する国や、膨大な労働力や資源を背景に大きな可能性を秘めた国など、さまざまな国がひしめき合う東南・南アジア。しかし、その熱気と活気の影に水の問題という深刻な課題をもはらんでいるのだ。

水の問題、それは命の問題である。安全で安心して飲めるきれいな水は、生きる上で欠かすことはできないからだ。水をきれいにする、水を運ぶ、水を管理する、といった、水インフラの整備が急務となっていたのが、カンボジアやミャンマー、バングラデシュなどの国々だった。

長く続いた内戦で水インフラが傷ついていたカンボジアは、上下水道の整備途上で、地方の上水道整備を喫緊の課題としていた。「アジアのラストフロンティア」と呼ばれていたミャンマーは、外国企業を誘致できる質の高い工業団地の開発を急いでいた。水源である地下水の多くにヒ素が含まれていたバングラデシュでは、安全な水の安定供給が急務だった。

クボタは、長年にわたり東南・南アジアの国や地域が抱える深刻な水の問題の解決に、現地の人々とともに取り組んできた。課題を抱えるこれらの国や地域において、命に欠かせない安全な水を安定して供給するだけでなく排水の高度処理・再利用など、サステナブルな水インフラの整備や社会基盤の構築に挑み続ける。

Our Challengesトップに戻る