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「安全でおいしい水」を
毎日の暮らしへ。
ポーラスボトムの底力

日本で粒状活性炭処理量の約80%※1の圧倒的なシェアに
1999年、活性炭吸着池用下部集水装置※2が「優秀環境装置表彰」で受賞

「水道水の方がおいしい。12,112人(40.4%)」、「ミネラルウォーターの方がおいしい。13,434人(44.8%)」、「どちらもおいしい。4,450人(14.8%)」。これは東京都水道局の2018年度「東京水飲み比べキャンペーン」で実施したアンケートの結果である。東京都水道局は1989年、葛飾区にある 金町浄水場を、高度浄水処理施設へと整備する工事に着手。そして2013年、利根川水系の全浄水場で高度浄水処理100%を達成。同年から実施されていた「東京水飲み比べキャンペーン」では、毎年半数近くの人から「水道水の方がおいしい」という評価を得ることとなった※3

全国の自治体で「安全でおいしい水道水」の安定供給に向けた取り組みが進む
全国の自治体で「安全でおいしい水道水」の安定供給に向けた取り組みが進む

かつて日本の水道水は、水源の水質悪化により、安心して飲めるおいしい水ではなかった時代があった。しかし、安心・安全な水の確保のため、都市部の浄水場では30年にもわたり、高度浄水施設整備に取り組んできた。その結果、蛇口から出る水がミネラルウォーターと遜色ない「おいしい水」として認められるまでに水質を向上させてきた。その実現を可能にした高度浄水処理技術の一つに、クボタの活性炭吸着池用下部集水装置「ポーラスボトム」があった。これまでもクボタは、高度浄水処理により水道水の品質を高めてきたが、さらなる技術改良の余地があった。そこで独自に開発したのがポーラスボトムだった。これは空気と水の同時洗浄により、活性炭などの、ろ材に溜まる汚れを効率的に洗浄できるシステムで、これにより「安心して飲めるおいしい水」を、さらにグレードアップさせることができた。

ろ材に溜まった汚れを空気と水で効率的に洗浄、おいしい水道水の安定供給を実現した「ポーラスボトム」
ろ材に溜まった汚れを空気と水で効率的に洗浄、
おいしい水道水の安定供給を実現した「ポーラスボトム」

ポーラスボトムは豊富な実績に基づいた信頼性の高い下部集水装置として、粒状活性炭処理をする浄水場で採用され、日本国内での高度浄水処理施設における採用率は約80%と、圧倒的なシェアを誇っている。また、1999年度には日本産業機械工業会「優秀環境装置表彰」で会長賞を受賞することとなった。クボタはこれからも、ポーラスボトムなどの高度浄水処理システムを継続的に機能させ、水道水の質の向上を限りなく追い求める。そして、人々の豊かな暮らしを支えることで、サステナブルな社会発展に貢献していく。

ポーラスボトムなどの独自技術で安全でおいしい水道水を追求して社会に貢献
ポーラスボトムなどの独自技術で安全でおいしい水道水を追求して社会に貢献
注釈
  • ※1活性炭処理水量ベース
  • ※2下部集水装置 活性炭などのろ材を支え、処理された水を均等に集水するための装置のこと
  • ※3 東京都水道局ウェブサイトより
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