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1期工事での実績と経験が評価され、
2期工事も受注が決定バングラデシュに安全な水を供給します!上水道整備工事を連続受注
2016 . 12 . 27 / Tue

文:クボタプレス編集部
バングラデシュ第2の都市、チッタゴン市。人口はダッカ市に次ぐ約270万人で、国の総輸出入量の9割を取り扱う商業都市です。
この街で、上水道の普及率を引き上げるために今進められているのが「バングラデシュ・カルナフリ上水道整備計画」。その2期工事にあたる、約35kmに渡って水道管(導水・送水管用ダクタイル鋳鉄管)を調達・敷設する工事を、クボタ工建がチッタゴン上下水道公社から受注しました。
受注額は114億円。韓国のコロン・グローバル社とのJV(ジョイントベンチャー)で、完成予定は2019年です。

「バングラデシュ・カルナフリ上水道整備計画」。バングラデシュ主要4都市(ダッカ市・チッタゴン市・クルナ市・ラッシャヒ市)における上水道普及率を、2005年の65%から2025年に90%、2050年に95%に引き上げることを目指す事業のうちのひとつ
今回受注が決定した2期工事に先立ち、クボタ工建は丸紅とのJVで1期工事を受注。2011年から68Kmに渡る水道管の敷設をスタートし、すでに完成しています。その実績と経験が評価されたことが、2期工事の受注につながりました。
チッタゴン市に敷設するのは、クボタが製造・供給する「ダクタイル鋳鉄管」です。意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、創業者・久保田権四郎が1890年に大阪で創業した当時のクボタは、鋳物メーカーでした。1893年に日本で初めて水道用の鋳鉄管の量産に成功。コレラなどの伝染病が蔓延するなか、人々に安心・安全な飲料水を提供する礎を築き上げました。
そんな歴史を持つクボタのDNAには、「水」と「水道管」、そして「安心・安全」が深く刻み込まれています。クボタ工建とクボタグループは、一世紀以上に渡って培ってきた上水道整備技術のノウハウを最大限活用して今回の計画に取り組み、チッタゴン市の方々に安全な水を安定して供給。生活環境の改善に貢献し、経済活動促進の一翼を担うことを目指します。