[空気]の未来空気のリスクを限りなくゼロに。クボタの大空間空気清浄技術。

未知のウイルス。生活様式の変化。新時代の公衆衛生。よりよい未来をめざして、クボタは技術で立ち向かう。

大空間空気清浄技術 VISION 一人ひとりの幸せを支える、安心で快適な空気づくり。

COVID-19の世界的な流行を受け、生命維持活動のひとつでもある呼吸を脅かす、空気のリスク、集まることのリスクが世界中で認識された。誰もが心置きなく過ごせる健やかな未来のために、安心で快適な空気づくりが求められている。たとえば、水で空気を洗うクボタのピュアウォッシャー技術。身近にある水を活用しながら、空気清浄、加湿、消臭、除菌の４つの機能を大空間かつ高いレベルで行う。これにより人々が再び自由に行動できるようになり、今よりもっと生き生きとした毎日を送ることができるようになる。家族でどこかへ出かけること。職場で仲間と談笑すること。地域と触れ合うこと。これからも変わることのない人生の喜びを守り続ける。

クボタがこれまで培ってきた水処理技術や空調技術で未来の空間衛生を築いていく。

大空間空気清浄技術 TECNOLOGY#01 経済発展に寄り添い生まれた、大型施設の全館空調とクリーンルームの高度空調。

高度経済成長によりオフィスや商業施設、工場などの大型建設ラッシュが巻き起こる。それに伴い、広範囲をカバーできる空間空調が求められていた。1970年、クボタは空調事業に取り掛かる。エネルギー効率の高い全館空調を各施設に最適な形で実現するオーダーメイド型で事業を展開。国内ドームスタジアムの空調の多くはクボタの空調だ。やがて1995年にITバブルが訪れ、半導体などの精密機器工場も数多く建設された。そのような工場では空気中に含まれる微量のガス成分が歩留まりに大きく影響するため、より高いレベルでの空調技術が求められた。クボタは永年の水処理技術で培った経験から、純水のガス吸引力に着目したエアワッシャ技術を開発した。

クボタは様々な分野のクリーンルームを空調技術で支えてきた。

大空間空気清浄技術 TECNOLOGY#02 快適な空間空調から、衛生的で安心な空気清浄へ。

2000年代に入り、シックハウス症候群やSARS、新型インフルエンザ、PM2.5など空気環境への社会的関心が高まっていた。これらの空気の問題を解決するためには有害物質の除去、除菌だけでなく、加湿、消臭と複合的な機能が求められる。当時、これを満たす家庭用空気清浄機は市場に出始めていたが、この問題は家庭だけの話ではない。人のいるところすべてで解決しなければならない問題だ。2000年代初頭、まだパブリックスペースや大空間向けの空気清浄機が市場に出ていなかった時、クボタはその製品や技術がいつか必ず必要になると考えた。

こうしてクボタの大空間空気清浄技術の開発は始まった。

大空間空気清浄技術 TECNOLOGY#03 身近にある水道水で空気を洗う。そのアイデアを可能にしたエアワッシャ技術と微酸性電解水の活用。

産業用クリーンルームに用いられていたエアワッシャ技術。これは純水をミスト状に噴射することで目に見えない微細な粉塵やガスを高効率で除去することができる画期的な空気清浄技術。これをパブリックスペースなどの大空間に応用するためにキーとなったのは、純水ではなく水道水を使うというアイデア。そのためには水に除菌力を持たせる必要があった。そこでクボタは高い除菌力を持ちながら、直接肌に触れても安全な微酸性電解水に着目。水道水から微酸性電解水を生成。取り込んだ空気をエアワッシャの技術で水と接触させ、浮遊ウイルスや浮遊菌のような微細な浮遊物まで水が捕えて除去。捕えたウイルスや菌は微酸性電解水の効果で不活性化される。水を活用して除菌や空気清浄を行うだけでなく、同時に空間の加湿、消臭までをも実現する。

水を知るクボタならではの技術が、安心で快適な空気をつくる。

大空間空気清浄技術 TECNOLOGY#04 1台で200m2の広さをカバーする大空間ピュアウォッシャー。

エアワッシャ技術を使うには、水を噴射したときに空気と水が接触するための空間を設けなければならない。しかしパブリックスペースに設置する空調機ということを考えると、この空間を確保しながらいかに筐体をコンパクトに収められるかという課題もあった。また、大空間に対応するための風量を実現する大容量ファンも必要だった。これまでクボタが培ってきた空調、水処理の知見と技術を生かし、エアワッシャの効果を損なうことなく、最大出力1,320m3/hを誇る大容量ファンを擁するコンパクトな筐体を実現。1台で、加湿や消臭だけでなく、テニスコート1面分（シングルスコート）約200m2もの広さの空気清浄、除菌を可能にする。