第130回サイエンス・カフェ札幌を開催しました

2023年7月23日

農業学習施設 KUBOTA AGRI FRONTにおいて、「食と農業」のサイエンスに触れる場として小学校高学年から中学生を対象とした第130回サイエンス・カフェ札幌「学校では教えてくれない土の中のこと ~マメ科と地球の、根深い関係~」(北海道大学CoSTEP主催、㈱クボタ共催)を開催しました。

KUBOTA AGRI FRONTは「食と農業の未来を志向する仲間づくりの場」をコンセプトとした“食と農業”の魅力・可能性を、楽しくおいしく学ぶ農業学習施設です。今回、「科学技術コミュニケーション」に取り組む北海道大学CoSTEPと、「食と農業の課題解決」に取り組むクボタがコラボし、将来を担う小学校高学年~中学生を対象とした、サイエンス・カフェ札幌をKUBOTA AGRI FRONTにて開催することになりました。なお、本イベントは国立大学法人北海道大学、株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントとの三者連携協定に基づく取り組みの一環として、実施しております。

サイエンス・カフェ札幌について

北海道大学 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンターに設置されている科学技術コミュニケーション教育研究部門CoSTEP(コーステップ)は、科学技術コミュニケーションに取り組む、北海道大学の教育・実践・研究組織です。CoSTEPでは、科学技術の専門家と一般の人の対話の場をつくり、科学を学ぶことの意義や楽しさ、そして科学技術と社会の問題について、共に考え、協創を行うことを目指し、これまでに多岐にわたるテーマでサイエンス・カフェ札幌を開催しています。

  • 北海道大学大学院 農学研究院 信濃 卓郎 教授は「マメ科の根と土の関係」をテーマにして、専門的な最先端の科学の話をとても分かりやすく解説いただきました。参加者からは、すばらしい質問や意見がたくさん出て、とても盛り上がるイベントとなりました。

  • 大学院生や社会人学生によるサポートのもと、顕微鏡を使ってダイズの根にできた根粒の中を観察しました。根粒の中では、根粒菌という菌が空気中の窒素を栄養素に変える反応「窒素固定」を行っていることを学び、窒素固定が活発に行われているかどうかをみんなで確かめました。

  • イベントでは参加者の皆さんにAGRI FRONTコース(施設見学)も体験いただきました。

今後も「食と農業の未来を志向する仲間づくり」をめざし、KUBOTA AGRI FRONTを起点に様々な企画や取組みを行ってまいります。

  • 観察に使用したダイズ

  • たくさんの根粒ができているダイズの根

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