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持続可能な資源の利活用を。クボタの資源循環ソリューション。

[資源]の未来 資源の枯渇。世界的な人口増加。止まらぬ地球温暖化。よりよい未来をめざして、クボタは技術で立ち向かう。

資源循環ソリューション VISION すべての資源を回収する、資源循環システムの確立。

私たちの暮らしを守り続けていくために、地球を傷つけることなく資源を確保する。これは鉱物に代表される埋蔵資源に限った話ではない。生きていくために必要な食物を育む肥料など、多種多様な資源を元素レベルで不足なく確保することが求められている。その鍵となるのが、日々発展する経済活動や人々の営みを通じて排出されるさまざまな廃棄物。クボタは金属や肥料の元になる有価物を回収し、利用可能な資源や環境負荷の少ないエネルギーとして再び社会に還元する資源循環ソリューションで、地球の未来に貢献していく。

いつまでも豊かな地球であるために、クボタは資源の循環を促進していく。

資源循環ソリューション TECNOLOGY #01 迫り来る地球の限界。

プラネタリーバウンダリーという言葉がある。「地球の限界」と訳されるこの言葉は、人々が地球で暮らし続けるために超えてはならない地球環境の境界があることを示す概念で、大きく9つの項目で限界値が設定されている。最新の研究結果では9つの項目の内、窒素・リンの「生物地球化学的循環」、CO2等の温室効果ガス濃度に起因する「気候変動」など、6つの項目で限界を超えていると発表された。* 地球で暮らし続けることは不可能になりつつあると言っても過言ではない。しかし私たちが暮らせる惑星は現在地球以外に存在しない。世界的に人口はこれからも増え続け、すべての尊い生命を守ることがこのままの地球では困難になっている。
地球と生命の危機を救うために。クボタにもできることがある。

資源循環ソリューション TECNOLOGY #02 食を支えるはずの資源が、生命と地球を脅かしている。

生命を守るために必要な食物。その食物を育てるためには窒素・リン等の肥料が必要だ。なかでもリン肥料の原料であるリン鉱石は、早ければ今後100年の間には枯渇すると言われている。* 一方で20世紀以降、技術革新により肥料を人工的に大量生産するようになった。今後も世界的な人口増加が見込まれており、大量のエネルギーを使いながら人工肥料を大量生産する傾向はより一層強くなっていく。
通常、肥料として散布された窒素・リンは自然の作用で循環するが、現在の地球では自然循環が可能な量をはるかに超え、プラネタリーバウンダリーを迎えているという。循環しきれず養分過多となった土壌では病害虫の発生や作物の品質低下を引き起こすなど、食料生産という目的と矛盾する結果を招くほか、土壌から地下水、河川へと流出し、その先々で環境を汚染し、生態系を破壊する、温室効果ガスに変化するなど気候変動への影響も無視できない。
クボタは、過剰な施肥を防ぐ可変施肥対応農機をはじめ、適切な施肥を行うための農機やシステムを提供するだけでなく、これまで培ってきた溶融技術を応用し下水処理後の下水汚泥からリンを回収する事業を開始。リン資源の安定確保に一役買うだけでなく、回収したリン肥料は人工肥料に比べ保肥性に優れ、散布量を大幅に減らすことが可能になる。
地球への負荷を減らすこと。本来の地球への回帰を促すこと。クボタは食を起点とした資源循環でも、地球の未来に貢献する。

資源循環ソリューション TECNOLOGY #03 稲作大国だからこそできる、資源循環のカタチ。

窒素・リン循環の崩壊とも関連する、温室効果ガス濃度を原因とした気候変動という項目もプラネタリーバウンダリーを迎えている。産業の発展と経済の成長に伴う石油・石炭等の埋蔵資源を燃料にしたエネルギー消費がもたらした影響も大きいが、じつは農業分野における、土地利用を含めた温室効果ガス(GHG)排出量は、世界の総排出量の約24%となっている。* * 農研機構(2020)「農業由来温室効果ガス排出削減技術の開発」
完全無人電動トラクタやスマート農業の推進で農業分野からのCO2排出抑制に貢献するクボタは、日本国内での資源循環を促進していく上で稲わらに着目した。日本で稲わらは年間約750万トン排出され、そのうち約650万トンが農地にすき込まれている。すき込まれたわらは肥料になる一方で、温室効果がCO2の25倍と言われるメタンガスを大量に発生させる問題を抱えている。そこでクボタが有するメタン発酵技術を活用し、メタンガスになる成分のみを除去した液肥を抽出。温室効果ガスの排出を抑えるとともに、抽出した液肥を窒素・リン等の化学肥料の代替として農地へ還元。窒素・リン循環への負荷を軽減させる。さらにメタン発酵で得られたバイオガスを電気や、水素等のバイオ燃料として資源循環させ、地域での利用を促す取り組みを進めている。
農業由来の環境負荷を減らすだけではなく、資源として活用する。世界の農業を支えるクボタとして、より良い資源循環のカタチを探求し続ける。

資源循環ソリューション TECNOLOGY #04 すべての廃棄物を資源と捉える、サーキュラーエコノミーの実現へ。

これまで人々は豊かな暮らしを求め続けてきた。大量生産、大量消費。地球の声に耳を貸すことなく、ときに必要以上の豊かさを求めてきた歴史がある。その代償はあまりにも大きく、地球はまもなく限界を迎えようとしている。この世界は、廃棄物だらけだ。今現在ゴミとして排出されているものだけを指すわけではない。世の中にある形あるものは将来的にはすべて廃棄物になる。人々の暮らしを支えるために必要なさまざまな資源を、廃棄物から回収すること。それこそが持続可能な資源循環の形だろう。資源回収という単一的な視点ではなく、カーボンニュートラルも見据えてこの循環を推進していくさまざまな取り組みを、社会全体も巻き込んで実現していきたいとクボタは思う。何よりも一人ひとりが自らの暮らしを見つめ直し、循環型社会に参加することのインパクトは計り知れない。誰もが参加、貢献できるその道筋をクボタは率先してつくっていきたい。
豊かで幸せな循環型社会を、クボタはみんなと築いていく。
地球を守り抜く。豊かな暮らしを支え続ける。必ず叶える。
地球を守り抜く。豊かな暮らしを支え続ける。必ず叶える。クボタの資源循環ソリューションで。
[資源]の未来 資源循環ソリューション
クボタが思い描く未来の地球と技術
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