CAREER 02

何でもやってみるという
挑戦を絶やさない意識が、
自分の成長を支えている。
O.E
建設機械営業第一部
地域文化学科 卒業
2007年入社
学生時代〜入社

中南米への留学経験で
建機業界を志向

学生時代にスペイン語を学んでいた私は、南米ペルーへ1年間留学した経験があります。周辺の中南米諸国もいくつか訪れた中、現地の人々が日本製品の信頼性を賞賛する声を幾度も耳にしました。また、当時発展途上にあった同地域では都市整備が随所で行われていましたが、建設工事の現場では手作業がまだまだ多く残っていることを知りました。「日本が誇る技術で、こうした国々に貢献できる仕事がしたい」。そう思うようになった私は、就職の時期を迎えて建設機械に注目し、業界を絞って活動しました。クボタを選んだのは、建設機械をはじめ多彩な製品を作っており、そのどれもが人々の生活をより良くするためのものであり、かつそれらの製品を世界に送り出している会社だったからです。優れた製品と技術で世界に貢献をするという事業姿勢がとても魅力的に映り、入社を決意しました。

入社5年目

中国市場への新セグメント
建機導入に一役

中国など新興国に向けて建設機械の拡販を図る担当になり、約2年にわたって新機種導入や現地でのイベント対応、販路開拓、クレーム対策など幅広い業務に携わりました。なかでも印象深いのが、中国市場に初めて2トンの機械を導入したことです。それまで中国では5トン機が主流だったこと、小型のクボタ製品ラインアップに1.5トンと3.5トンがあったことなどを理由に、当初社内では2トン機の製造と市場投入に懐疑的な意見が出ました。しかし、入念な現地調査と情報整理を行って「売れる」と確信していた私は、各部門間の調整に奔走して導入の合意を獲得。発売後は予測した通りしっかりとマーケットに受け入れられ、今日まで堅調に売上げを伸ばしています。

入社7年目

念願だった中南米市場を手掛け、
出産・育児を経験

入社当時から希望していた、中南米の市場開拓を任されました。ブラジルにグアテマラ、コロンビアなどの国々にそれまでクボタになかった建設機械の販路を開拓することができて、仕事面で非常に充実した時を過ごしました。そんな中で結婚し、その翌年には出産を経験し、1年間お休みをとりました。それまで一生懸命携わってきた仕事から離れる不安を感じながらも、初めての育児に四苦八苦して育休期間を過ごしました。復帰後は担当地域を持たず地域横断型の業務を行うことになり、複数地域向けで共通に使える教育・販売資料の作成や、今までの経験を活かして地域担当のサポートをする仕事に従事しました。クボタの建設機械事業として何をどうすべきか、マクロ的な考え方を習得しました。

入社10年目

仕事と育児の両立の中で
自分のスタイルを再認識

その後、出産後初となる海外出張の機会がありました。行き先はマレーシアで、目的は現地のお客様への製品に関するヒアリングです。上司は私の状況を十分に配慮した上で出張の打診をしてくれたため、行くかどうかは私の自主性に委ねられました。1週間以上の不在によって、家族に負担をかけてしまうことにためらいがありましたが、仕事をする上でお客様の生の声を聴くことの大切さを考え、私は行くことを決断しました。この海外出張を無事成し遂げたことで、家庭に軸足を置きながらも、仕事にウェイトを置くときはしっかりと仕事をする、という私なりの仕事のスタイルが明確になりました。

これまでのキャリアを振り返って

公私を含めてこれまでさまざまな経験をしてきましたが、どんなことに臨んでも意識してきたのが「とにかく何でもやってみる」ことです。どの経験もその後のキャリアの糧となり、自分を支える大きな力となっている気がします。きっとこれからも思った通りにいかないこと、壁に打ち当たって悩む場面はたくさんやってくることでしょう。しかし、悩むよりもまず、少し無理をしてでもやってみる、挑戦し続けることで展望が開けたり、思いがけず事態が好転したりすることもあります。挑戦する心を忘れず、自分自身とクボタ、そして社会にとってよりよい明日を目指していきたいと考えています。

KUBOTA REPORT 2017

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