トップメッセージ
2021年は世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず、世界経済も不安定な状況が続きましたが、売上高は初めて2兆円を超え、営業利益も過去最高益を達成しました。
また、長期ビジョン「GMB2030」および中期経営計画2025の初年度に当たりましたが、業績だけでなく、特に企業や大学とのパートナーシップの構築においても大きな成果を収めることができました。改めて、当社の事業を支えていただいた関係者の皆様に深く感謝申しあげます。
新たにスタートした中期経営計画2025では「ESG経営の推進」を掲げ、2021年は事業運営の組み立てや意識改革にグループを挙げて取り組んできました。そして、クボタらしいESG経営、すなわちK-ESG経営とは何かについて考え、次の4つの領域から発展させていくことといたします。
- 事業を通じた環境・社会課題の解決
- 課題解決を実現するイノベーションの加速
- ステークホルダーの共感・参画
- 持続可能性を高めるガバナンスの構築
企業が社会から求められるものは時代とともに変化しますが、当社は、創業時から社会課題を解決する製品・サービスを世に出すことを志してきました。
- 不衛生な水が原因のコレラを防ぐために、水道管を国産化
- 戦後の食料難を解決するために農業を機械化
- 高度成長期の水質汚染や都市ゴミに対応する、水処理機器や焼却溶融炉を開発
クボタの事業は常に、「技術ありき」ではなく「社会課題の解決ありき」で発展してきました。それが創業以来、脈々と続くクボタのDNAです。
今後もESG経営を軸に、グループ一丸となって企業価値の向上をめざしてまいりますので、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。
代表取締役社長
北尾 裕一
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