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タイ農家を長年に渡り支援 次の一手はASEAN地域を視野にタイに新たな研究開発(R&D)拠点。トップブランドとして、その次は?
2016 . 12 . 27 / Tue
文:クボタプレス編集部
いまから36年前。クボタがタイ王室系のサイアムセメントグループと合弁企業を設立し、タイでエンジン製造を始めたのは1980年のことでした。以来、農業機械化の牽引役となってタイの農家を全面的に支援し続け、エンジンや油圧機器の製造から販売・サービスまで一貫した“モノづくりと人づくりの現地化”を確立。「サイアムクボタコーポレーション(SKC)」は、タイにおける農業機械のリーディング企業に成長しました。
そして今回、クボタはSKCに新たな研究開発(R&D)拠点を新設しました。
事業のグローバル化にともない、クボタはいま、基幹技術に関わる日本国内での研究開発とともに、世界各地でその地域のニーズにマッチした製品開発や技術力の強化に力を注いでいます。
今回タイに新設したR&D拠点が目指すのは、成長を続けるASEAN地域で農業機械のラインナップを強化し、スピーディーに市場へ投入することによる事業拡大です。
クボタのR&D業務では、現地に赴き、自らの目で、市場で求められるものを探求する「現場主義」を重視しています。新R&D拠点をベースに、成長を続けるアジア新興国にこれまで以上に深く密着。現地の作物や圃場条件、作業体系に適した農業機械の研究開発を、現場主義で積極的に推し進めていきます。