Kubota People

クボタピープル

※掲載内容は取材当時のものです。

支えてくれるみんなの想いを胸に。世界に挑戦する日本代表の若き司令塔

GLOBAL INDEX March 2014
立川 理道
Harumichi Tatekawa
クボタスピアーズ

仕事、スピアーズ、そして日本代表。
「三足のわらじ」で社会人デビュー

一人の人間として世の中のことをしっかり学びたい―――学生時代にそう考えていた私は、社会人としてラグビーを続ける道を選びました。一歳上の兄(直道)がいた影響もありますが、クボタを選んだ一番の決め手は、社員が熱心にラグビーを応援してくれる会社だったことです。入社前に観に行ったトップリーグの試合会場で、クボタほど社員が応援に来るチームはありませんでした。同じ会社の仲間たちからの後押しを受けながらチームを強くし、新しい歴史を作っていくことに、大きな魅力を感じたのです。
入社直前に届いた日本代表入りの知らせには「しんどいだろうけどこれは面白いぞ」という気持ちが真っ先に浮かびました。しかし、仕事とスピアーズに加えて「三足目のわらじ」を履く私を待っていたのは、大阪での入社式を途中で抜けて、新幹線で代表の合宿地へ移動、翌日には会社の研修で再び大阪へ―――という具合の、想像よりも遥かに忙しい日々でした。
クボタの新入社員は、事務系で3 カ月、技術系で6 カ月間みっちりと研修を受けた後、各工場や本社に配属されます。代表の練習で欠席する研修の多かった私には、ありがたいことに受講状況を常に把握して後日受けられるよう手配してくれるなど、会社から手厚いサポートがありました。

クボタスピアーズに加入早々選出された日本代表の出場試合数は2014年2月で20を数える。 (photo by T.Shinohara)

世界最高峰「スーパーラグビー」へ。
結果を出し、チャレンジの土台を築く!

国内トップレベルのチームにどれだけ挑戦できるか―――トップリーグに昇格したスピアーズは、挑戦目標としてベスト8、必達目標としてベスト10 を掲げ2013-2014 シーズンに挑みました。1st ステージでベスト8 を達成できなかったのは残念ですが、チームがどこに反省点を見つけながら成長していくかを大事にして臨んだ2nd ステージは首位で通過、最終的に16 チーム中9 位でシーズンを終えています。
その後私自身は、世界最高峰の「スーパーラグビー」へ挑戦させてもらえることになりました。日本人としては3 人目。クボタと提携のあるオーストラリアのブランビーズへ半年ほど留学します。仕事でもラグビーでも、私がやりたいことにチャレンジするために全力でサポートをしてくれる会社には、感謝の気持ちでいっぱいです。
現地では、応援してくれる皆さんの想いを胸に、しっかり結果を出したいと思います。それができれば、多くの後輩選手が私に続いて世界に旅立つチャレンジの土台を築けると信じています。