次のリンクより、本文、本ページのローカルメニュー、このサイトの共通メニューに移動します。

カンボジア王国から「スバイリエンにおける上水道拡張計画」を受注

2024年1月11日
株式会社クボタ

株式会社クボタの100%子会社である株式会社クボタ建設(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:内田睦雄)は、カンボジア王国から同国南部スバイリエン州の州都スバイリエン市の上水道拡張工事を受注しました。

本案件は2022年3月に日本政府とカンボジア政府が調印した無償資金協力*の一環です。

クボタ建設は長年培ってきた同国における上水道施設建設の技術やノウハウを最大限活用して本工事に取り組み、スバイリエン市民への安全な水の安定供給と、住民の生活環境改善に貢献してまいります。

  • 調印式の様子
    カンボジア王国 工業科学技術革新省(MISTI)副長官 HOUL Bonnarith閣下(右)
    クボタ建設 執行役員 営業推進本部長 永井春樹(左)

1.事業の背景・目的

  • カンボジア政府は2025年までに都市部の全人口に対して安全な水へのアクセスを確保する目標を掲げて地方都市の上水道施設整備を進めており、日本政府は2007年から技術協力を含めた地方主要都市への上水道整備の強化支援を進めてきました。
  • スバイリエン市では人口に対して給水能力が不足しており、都市部の水道普及率は48.9%(2019年時点)に留まっています。上水道にアクセスできない住民は自家用井戸や雨水から水を得ており、水質など公衆衛生環境の改善や利便性の向上のために上水道施設の拡張が喫緊の課題となっています。
  • スバイリエン市に取水施設、導水管、浄水場、送配水管網を建設する本事業により、スバイリエン市都市部の水道普及率が約86.7%まで向上することが期待されています。

2.事業概要

案件名 スバイリエンにおける上水道拡張計画
発注者 カンボジア王国 工業科学技術革新省(MISTI)
工期 23カ月(2024年1月~2025年12月予定)
工事概要
  • 施設建設
    • 取水施設(取水能力:7,480m3/日)
    • 導水施設(導水管 ダクタイル鉄管 口径350㎜ 2.9km)
    • 浄水施設(浄水場:急速ろ過方式、処理能力:6,800m3/日)
    • 送配水施設(配水池容量 2,200 m3等)
    • 配水管網(ダクタイル鉄管 口径300~400㎜、ポリエチレン管 口径50~250㎜ 計111.8km)
    • 配水情報システム
  • 機材調達
    • 水質分析機器、給水管接続用資機材等
契約金額 約28.8億円
  • 無償資金協力
    開発途上国に資金を贈与し、開発途上国が経済社会開発のために必要な施設を整備することなどを支援する形態の資金協力

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

シェアする