後付け通信ユニットでKSASが利用できる新サービス
「KSASシンプルコネクト」を提供開始
2023年11月6日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、当社が提供する営農支援システム「KSAS」(クボタスマートアグリシステム)を強化する新たなサービスとして、「KSASシンプルコネクト」の提供を2024年3月(予定)から開始します。「KSASシンプルコネクト」は、後付けの通信ユニット(以下「GPS端末」)を装着することで、KSASのサービス開始以前に販売された機械など、これまでKSASに対応していない機械とKSASとの連携を可能にするサービスです。「移動軌跡表示機能」と「日誌作成アシスト機能」の2つの機能を提供し、多数の機械を所有する生産者の作業負担軽減に貢献します。
記
1.背景とねらい
- 生産者の高齢化や人材不足などの課題を抱える国内農業においては、農地集約への対応やコスト競争力の強化、農作物の高付加価値化などによる成長の実現に向け、スマート農業の普及が期待されています。その推進に向け、当社が提供するKSASは通信機器を搭載した当社製の機械と連携することで、農作業の日誌作成、機械の状態把握、作業進捗管理、メンテナンス記録管理などの効率化に貢献しています。
- 一方、KSASのサービス開始以前に販売された機械や中古機、野菜関連の機械などはこれまで連携に対応しておらず、多数の機械を所有している生産者が全ての機械を一元管理するためには課題が残っています。
- 「KSASシンプルコネクト」は、生産者がすでに所有している機械にGPS端末を装着することでKSASと連携し、位置情報を活用した機能を利用可能にするサービスです。KSAS Marketplace*から専用アプリを入手することで、KSAS上でGPS端末を取り付けた機械の現在の作業ほ場など、位置情報や履歴がわかる「移動軌跡表示機能」と、作業日誌を作成する際に必要な作業場所・時間の情報を移動軌跡から自動で取得する「日誌作成アシスト機能」が使用可能になります。GPS端末を取り付けた機械全てをKSAS上で一元管理することが可能となり、作業進捗状況の管理や日誌記録の作成を効率化できます。
- 今後の展開として、機械が故障なく安定して使用いただけるよう、取得した情報を当社グループのアフターサービス業務に活用していくことも検討しています。
- KSASをさらに便利にご利用いただくことで、農作業の管理業務の省力化を実現し、日本のスマート農業のより一層の推進に貢献してまいります。
- KSASの利用者が追加機能や他社の営農関連アプリ等を無料で取得(一部有料)できるウェブサイト
2.KSASシンプルコネクトの概要
利用者 | KSAS営農コース会員登録をされている方 |
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サービス開始日(予定) | 2024年3月 一部販売会社にて先行モニター導入を実施 |
メーカー希望小売価格(税抜) | 50,000円/1台
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提供機能 |
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ご参考
- KSAS Marketplaceについて
https://www.kubota.co.jp/news/2023/management-20230329.html - KSAS営農コースについて
https://agriculture.kubota.co.jp/ksas/
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。