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システム連携に向けたモニターテストを開始 クボタ「KSAS」×日本農薬「レイミーのAI病害虫雑草診断」

2023年1月17日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、日本農薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩田浩幸、以下「日本農薬」)が提供するスマートフォン用アプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断」*1のAPI*2を利用して、当社の営農・サービス支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」とシステム連携する機能を開発し、プロトタイプ版のモニターテストを今月下旬に開始します。
両システムの連携により、病害虫や雑草の発生状況などの診断結果を、ほ場の位置情報や作業履歴などの営農情報とともに、「KSAS」上で一元管理することが可能になります。

  • *1.日本農薬株式会社と株式会社NTTデータCCSが共同で運営するサービス。
  • *2.アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)の略称であり、システム間連携を容易にする為に、連携のルール・仕様を定義し、一部の機能を効率的に共有できる仕組み。
  • システム連携役割のイメージ

1.背景と目的

  • 日本農業は、農業従事者の高齢化による離農や委託の増加により、担い手農家への農地集約と規模拡大が加速しています。担い手農家は、規模拡大を図る上で人員の確保が必要になりますが、熟練した技術・技能を持った農業従事者の確保は困難になっています。
  • このような市場環境の変化の中、農業の大規模化やコスト競争力強化、農作物の高付加価値化を推進していくためには、AIやIoTなどの先端技術を活用したスマート農業の活用が欠かせません。
  • 当社が提供している営農・サービス支援システム「KSAS」は、ほ場情報や作業履歴、収穫実績、農機の稼働情報等をパソコンやスマートフォン等を使って管理・閲覧できるシステムです。作物・作業情報の見える化を通して、安心・安全でおいしい農作物を効率よく生産することをサポートしています。
  • 日本農薬が提供しているスマートフォン用アプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断」は、農作物に被害を及ぼす病害虫や雑草を、写真からAIが診断する防除支援ツールです。経験の浅い農業従事者でも簡単に病害虫や雑草の発生を把握することが可能です。
  • 当社の「KSAS」が日本農薬の「レイミーのAI病害虫雑草診断」のAPIを活用してシステム連携することにより、診断結果のデータをほ場に紐づいた日誌として自動で「KSAS」上に保存できるようになります。記録作業の省力化に加え、データを一元管理することにより、ほ場ごとの病害虫雑草発生状況の分析や経年比較などが容易になります。
  • この度、両社のシステムを連携する機能のプロトタイプ版を開発し、今月下旬よりモニターテストを開始します。正式なサービス開始に向けて、ユーザビリティの評価と診断精度の検証を行ってまいります。

2.モニターテストの概要

実施期間 2023年1月‐2023年12月
対象作物 水稲、野菜

3.主な役割分担

会社名 主な役割
株式会社クボタ
  • 営農・サービス支援システム「KSAS」の提供
  • プロトタイプの開発
  • モニターテスト参加農家の選定
  • モニターテストの実施
日本農薬株式会社
  • 「レイミーのAI病害虫雑草診断」のAPI提供
  • モニターテストの支援

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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