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担い手農家向けコンバイン・トラクタを発売 競争力強化のための生産コスト低減に貢献

2018年01月24日

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:木股昌俊)は、営農規模が拡大するなかで生産コスト低減に取り組む担い手農家に貢献するコンバイン・トラクタを発売します。

開発の背景

担い手や集落営農を中心として営農規模の拡大が進み、作業の高能率化・高精度化や省力化を実現する高機能の農業機械への根強いニーズがある一方で、競争力強化のため生産コスト低減を目指す取り組みも活発になっています。

1.普通型(汎用)コンバイン「ワールドシリーズ WRH1200」

普通型コンバイン WRH1200

普通型コンバインは、稲、麦、大豆、そばなど1台で多様な作物を収穫でき、また機構がシンプルでメンテナンス性が優れているという特長があります。WRH1200は従来機から19馬力アップした120馬力のエンジンを搭載し、他にも脱こく・選別能力アップ、グレンタンク容量アップなどにより水稲での収穫性能を向上させ、稲のほかに麦、大豆、そばなどを複合栽培している担い手農家の生産コスト低減に貢献できるコンバインです。また、普通型コンバインでは初めて「食味収量センサ」をオプション設定し、営農支援システムの活用を可能にしています。

【発 売 日】

平成30年4月

【販売目標】

200台

【型式】

WRH1200(120馬力)
1型式

【価格(税抜)】

14,100,000円~15,200,000円

【主な特長】

(1)国内排ガス4次規制対応エンジン「V3800」を搭載

  • コモンレールシステム、クールドERGシステム、DPFに加え、NOx(窒素酸化物)を低減させる尿素SCRシステムを搭載し、よりクリーンな排気を実現しています。

(2)刈取・脱こく・選別の性能を向上

  • 従来の刈幅2.1m、2.6m仕様に加え、新たに刈幅3.2mの仕様をラインナップに加えました。
  • クボタ独自の脱こく装置「ミラクルバースレッシャー」のバーの長さを従来機比約18%長くしたほか、選別部の面積も約16%拡大し、脱こく・選別能力が向上しました。

(3)グレンタンクの容量を従来機比300Lアップ

  • 収穫した作物を貯めておくグレンタンクの容量を従来機の2000Lから2300Lに拡大。タンク容量が大きいので連続作業時間が伸び、作業能率が向上します。

(4)普通型コンバインで初めて「食味収量センサ」をオプション採用

  • 収穫作業と同時に稲・麦はタンパク値・水分量・収量を、大豆は収量と水分値を圃場ごとに測定できるので、クボタ独自の営農支援システム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」と連動させ、翌年の作付計画に活用できます。

2.トラクタ「ワールドシリーズ M860W-SE」

トラクタ M860W-SE

グローバル戦略機をベースに水田作業に求められる倍速ターンやモンロー(水平制御)等の機能を装備した大規模稲作農家向けのトラクタです。シンプルな機能とスケールメリットによりコストを抑え、複数台所有の2台目、3台目の需要にも応えます。

【発 売 日】

平成30年7月(予定)

【販売目標】

250台

【型式】

M860W-SE(86馬力)
M1010W-SE (101馬力)
2型式

【価格(税抜)】

7,250,000円~8,200,000円

【主な特長】

(1)国内特自排ガス4次規制対応エンジン「V3800」を搭載

  • コモンレールシステム、クールドERGシステム、DPFに加え、NOx(窒素酸化物)を低減させる尿素SCRシステムを搭載し、よりクリーンな排気を実現しています。

(2)倍速ターン、モンロー機能を標準装備

  • スムーズな旋回を可能にする倍速ターン、モンロー(水平制御)機能を標準装備し、代かき作業を中心とした水田作業にも対応しています。

(3)エンジン始動セキュリティ機能の搭載

  • 増加傾向にあるトラクタの盗難被害への対応策として、エンジン始動の際にパスワード認証が必要な電子メーターを採用しました(機能のON/OFFは選択できます)。

(4)クボタスマートアグリシステム(KSAS)対応へのアップグレードが可能

  • シンプル・低価格がコンセプトの製品ですが、オプションの無線LANユニットにより営農支援システム「KSAS」のご利用が可能です。圃場ごとの作業内容や機械の稼働情報などを記録し、農業経営に活用できます。

3.トラクタ「スラッガーシリーズ マニュアルシフト仕様」

トラクタ SL38

全型式、無段変速仕様のスラッガー(4気筒エンジン搭載)シリーズに、お求めやすい価格のマニュアルシフト仕様を追加発売。トランスミッションのほかに一部機能・装備を省いて10~15%の価格ダウンを実現。生産コスト低減に貢献できる担い手農家向けトラクタです。

【発 売 日】

平成30年1月

【販売目標】

500台

【代表的な型式】

SL38(38馬力)、SL45(45馬力)
SL54(54馬力)
スペシャル機(マニュアルシフト仕様)
3型式

【価格(税抜)】

3,719,000円~6,184,000円

【主な特長】

(1)シンプルな機構のメカ式トランスミッション

  • 多段変速のメカ式トランスミッションを採用。シンプルで扱いやすいHパターンのマニュアルシフトで、きめ細やかな変速作業が可能です。

(2)価格を引き下げた特別仕様機

  • 上記トランスミッションの変更のほか、既に発売済みのトラクタ「スラッガーシリーズ」の標準機(無段変速仕様)から一部機能・装備を省き、57万円~62万円(税抜)価格を引き下げた特別仕様機です。
製品に関するお問い合わせ先

農機国内総括部 (TEL.06-6648-3938)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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