次のリンクより、本文、本ページのローカルメニュー、このサイトの共通メニューに移動します。

ホイールローダのリコールについて(リコール届出番号5023)

リコール届出番号 5023
リコール開始日 2021年10月12日

日頃は弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。
この度、ホイールローダのご愛用車につきまして、2021年10月12日に下記内容のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
ご愛用の皆様にはご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ご購入先からご案内させていただきますので点検・修理(無償)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

2021年10月12日
株式会社クボタ

リコール概要

1. 不具合の状況

冬季の寒冷環境下でホイールローダを使用した際に、エンジンオイルセパレータの管路が氷で閉塞する場合がある。閉塞するとエンジン内圧が上昇してエンジンオイルが逆流し、エンジンの燃焼室に入る。その結果エンジンが最高回転数以上の回転になり、異常な推進力が発生して作動油が充分温まっていない場合、完全に車体が停止できないことがある。エンジンが最高回転数以上の回転になることでエンジン内部が損傷し、走行中にエンジンが止まり車両が停止する、エンジンの再始動ができなくなるおそれがある。

2. 改善措置の内容

全車両、取扱説明書に寒冷地での取り扱いに対する注意書きを追記し差し替えする。また、エンジンオイルセパレータ管路に防風板、断熱材を取り付け、凍結による閉塞を防止する。
エンジンコントローラを点検し異常な回転数まで上昇した履歴が残っていた場合はエンジンを点検しエンジンが破損している場合はエンジンを交換する。

3. 対象車両

車名 型式 通称名

リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間

リコール対象車の台数
クボタ YDM-R430E R430E R430E-10001~R430E-10936
平成28年8月5日~令和3年8月31日
803
6SDTL8 6ST8E-10005~6ST8E-10331
平成28年8月8日~平成30年1月15日
133
YDM-R530E R530E R530E-10001~R530E-10843
平成28年10月6日~令和3年8月31日
815
6SDTL10 6ST10E-10020~6ST10E-10259
平成28年9月29日~平成30年2月15日
14
YDM-R630E R630E R630E-10001~R630E-10210
平成28年8月9日~令和3年8月31日
194
6SDTL12 6ST12E-10004~6ST12E-10051
平成28年9月8日~平成29年9月25日
16
  (計3型式) (計6車種) (製作期間の全体の範囲)
平成28年8月5日~令和3年8月31日
(計1,975台)

4. 識別マークの位置

処置の実施後は下図の通り、改善前後の部品が目視で識別できますので、特別な識別マーキングは実施しません。

ご愛用の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。