

若年ひとり親家庭の方を対象に
大阪・関西万博で、
夏の思い出づくりのお手伝い

大阪市では、10代〜30代を中心としたひとり親家庭どうしが交流・情報交換できる場として、若年ひとり親家庭等支援事業が行われています。その一環として、大阪市在住の小学生の児童がいるひとり親家庭を対象に夏休み期間に開催されたのが、親子イベント「行くぞ!大阪・関西万博」。活動の趣旨・意義に共感したクボタもサポートに加わり、去る8月17日に約50名の参加者を万博会場に迎えました。
未来の都市パビリオン 明るい未来に触れる旅
「行くぞ!大阪・関西万博」は、未来の都市パビリオンの見学と、万博のイメージキャラクター・ミャクミャクの缶バッジを作るワークショップの2部構成。開催当日、集まった親子はパビリオン見学から行うグループと、ワークショップから行うグループに分かれ、それぞれの体験を開始しました。
未来の都市パビリオンは、狩猟社会から情報社会への人々の進化を壮大なヴィジュアルで体感できる展示に始まり、今から10年後の暮らしを描き出す「Society5.0と未来の都市」、クボタを含む12の企業・団体が「交通・モビリティ」や「食と農」といったそれぞれの分野の未来像を示すプレイスへ。”未来の都市”の名前の通り、明るく、夢のある未来社会を感じさせる展示の数々に、子ども達が目を輝かせる姿が見られました。

クボタのプレイスは「食と農」がテーマ。未来の農業機械として汎用プラットフォームロボットが展示された
一方、色とりどりのミャクミャク缶バッチを手作りするワークショップでは、肩を寄せ合う親密な雰囲気に。一生懸命に手を動かす子ども達の元気な声や、年齢の近い保護者どうしの会話が溢れた、温かな空気に包まれていました。
イベント終了後、笑顔とハイタッチで別れる参加者の方々の姿からは、本イベントの目的である「家庭どうしの結びつき」が、しっかりと達成されていることが感じられました。

ミャクミャクの缶バッチ作りに取り組む子供達

参加者には記念品として、万博とクボタのコラボグッズであるクリアファイルとミャクミャクのステッカー、野菜の種が手渡された
大切なのは、きらきらした豊かな体験を積み重ねること
当支援事業の実施機関であるNPO法人Deep Peopleの中尾榛奈さんは、今回のイベントについてこう語ります。「大阪市は、ひとり親家庭の支援で経済的な支援の他に総合的な支援策として、ひとり親世帯どうしが悩みを共有したり、情報交換をしたりする場の創出を本事業で実施しています。Deep Peopleとしても長年、こども食堂を支援を通してひとり親世帯の悩みも把握していたため、本事業に共感し実施事業者として参画しました。
本事業では「親子のたからものひろば」という名前で実施しており、家庭の事情によって学校外での体験の量・質に差が生じる、いわゆる体験格差もなくしていきたいと考えています。さまざまな体験を通して親子で参加した思い出となり、それが心のたからものになってほしいという想いを込めています。せっかく万博が大阪市内で開催されているので、この体験機会を逃すわけにはいかないと思い、今回クボタさんに協力していただき、未来の都市パビリオンでの学びを基点とすることができたことで、イベントとして一本芯が通ったものになったと思います。」

NPO法人Deep Peopleの中尾さん
クボタはこれからも、様々な活動を通じて、
食料、水、環境の未来の種を育んでいきます。