未来の種は、いまにある。

クボタグループ
kubota 未来の種は、いまにある みんなで考える未来の食と農業 Food and Agriculture in the Future: We hold the seeds of tommorow

「第58期朝日やさしい科学の教室
クボタ・アクティブ・ラボ2025」

「クボタ・アクティブ・ラボ」は、若い世代へ、科学技術分野に興味を持ってもらう機会を提供しようと、1985年から、株式会社クボタと朝日新聞社が協力して実施しています。また、「美しい地球環境を守りながら、人々の豊かな暮らしを支えていく」というクボタグループの企業理念をもとに、持続可能な社会の実現・SDGsについても学べる場としても開催しています。

今回は、2025年大阪・関西万博会場とオンラインのハイブリッドで実施しました。現地会場では応募者から選ばれた12名の中高生に参加いただき、オンラインではExpo2025 大阪・関西万博公式YouTube LIVEやZoomを通じて配信しました。

第1部 未来の食と
農業についての講演会

第1部は、2つのテーマの講演が実施されました。
1つ目は、株式会社クボタの廣瀬文栄より「地球規模で抱える食と農業の課題と解決に向けて」というテーマで講演しました。2050年には100億にも迫るといわれている、世界の人口増加を踏まえた食と農業に関する課題を示すとともに、地球とすべてのいのちが、ずっと先まで心地よく幸せであり続けるために大切なことについて講演しました。
2つ目は、宮城大学食産業学群の石川伸一(いしかわしんいち)教授より「フードテックの進化による社会課題解決」というテーマでお話しいただきました。様々な食の課題に対して役立っていくであろうフードテックについて、従来の食肉の代わりとなる「代替肉」の実例なども交えながら、講義いただきました。
お二人の興味深い話に、現地参加者だけでなくZoomで参加いただいているみなさんからも、リアクションやコメントなどが送られてきて、盛り上がっていました。

食と農業の課題を伝えるクボタ廣瀬

フードテックの可能性を示唆する石川教授

真剣に講演を聞く中高生参加者たち

第2部 
パネルディスカッション

先ほど講演した廣瀬と石川教授に加え、クボタブランドパートナーを務める長澤まさみさんが加わり、パネルディスカッションを開催。長澤さんが登場された際には、会場が大きな拍手で包まれました。
このディスカッションでは、前半での講義内容や、中高生のみなさんからいただいた社会課題に関するアンケートや質問を踏まえて、登壇者、そして会場のみなさんとともに“未来の食と農業”について深く考える会となりました。

「海外と日本での食と農業の違いは?」
「未来の日本人にとって望ましい食生活は?」
「学生の自分たちが、普段の生活で協力できることは?」
パネラーの3名の方がそれぞれの立場で、学生の方々との意見を交わし、ディスカッションが盛んにおこなわれました。

「農業が縁遠くなってしまっていたり、食の選択肢も広がり、お米を食べる量も減っているため、食料自給率の低下につながってしまっている」と問題提起する石川教授

「日本には日本の、それぞれの地域ではそれぞれの地域の農業や食文化を支える仕組みがあって、これを守ったり、発展させていくことがとても大切」と語る長澤さん

石川教授は最後に「大人たちは、未来を担うみなさんに力になりたいし、みなさんは将来、未来の子供たちの力になれるように日々学んでほしい」と参加者に向けて、メッセージを贈られました。

Zoom参加者のコメント

「自分たちが将来をつくるということがわかった」
「農家1人が100人を支えているなんて知らなかった」
「今日のことを考えながら学部を考えてみようかなと思いました」
「今日思ったことを大切にして、未来に向けて頑張っていこうと思いました。
みんな頑張ろう!」
「食のことで合成や3Dプリンターもあったけど、テセウスの船と同じで果たしてそれは本当の食べ物といえるのか、みたいなことを感じた。やっぱり農家さんはすごいなと思ったし未来についてより考えてみたいなと思った。」
「一緒に未来をつくろう!」

最後にはミャクミャクも会場に登場して、盛り上がりました。

パネルディスカッションの様子

ミャクミャクも入って全員で記念撮影

YouTubeにて
当⽇の様⼦を配信中!

クボタプレイス見学

最後に、フューチャーライフ万博・未来の都市にある「地球と人にやさしい、未来の“食と農業”の研究所~Kubota Germination Lab~」を中高生の参加者と見学しました。

パビリオン内では、クボタ社員からSociety1.0から4.0までの各時代の説明を受け、いまの地球が抱える地球温暖化や生態系の危機といった様々な課題を知るとともに、
Society5.0という新しい社会の在り方について学びました。
クボタプレイスでは、各世代の食と農業の特徴や、クボタの次世代農機がかなえる課題解決のポイントを知り、農業経営を体験できるシミュレーションゲーム「PLANET KEEPERS」を通して未来の農業を自分ゴト化させることができました。

パビリオン内では、クボタ社員からSociety1.0から4.0までの各時代の説明を受け、いまの地球が抱える地球温暖化や生態系の危機といった様々な課題を知るとともに、
Society5.0という新しい社会の在り方について学びました。
クボタプレイスでは、各世代の食と農業の特徴や、クボタの次世代農機がかなえる課題解決のポイントを知り、農業経営を体験できるシミュレーションゲーム「PLANET KEEPERS」を通して未来の農業を自分ゴト化させることができました。

「フューチャーライフ万博・未来の都市」
パビリオン前で記念撮影

クボタプレイスで説明&ゲーム体験

参加者からは、
「全部楽しかった!聞くだけでなくゲームで体感できて、とても勉強になりました!」
「未来の農機を見れてよかったし、色々な話を聞かせてもらって、色々な可能性を感じれたし、こうなったらいいなという未来を発見できたので、よかったです!」

という感想をいただき、
さらに参加者の保護者の方からも
「都会に住んでいると農業自体に触れることもない中、未来の話にも触れさせてもらって、とてもよい機会でした。」
「見るだけでなく、ディスカッションやパビリオンでの体験など五感で感じれる貴重な体験でした。」

といった声をいただきました。

今回は、2025年大阪・関西万博会場
とオンラインのハイブリッドでの
実施となりましたが、
多くの方にご参加いただき
ありがとうございました。

みなさんの食と農業の未来を考える
きっかけになっていれば幸いです。