次のリンクより、本文、このサイトの共通メニューにスキップします。

ラクニカンジョイント(機械式継手)

基礎杭工事の能率向上を実現するラクニカンジョイント

用途

  • 橋梁基礎
  • 港湾構造
  • 河川構造
  • 土留壁

特長

全強の現場継手
天候や施工者の技量に左右されず全強接合ができます。(ラクニカンジョイント付き鋼管は継手のない鋼管と同等以上の耐力・変形性能を有します)
→現場接合の高品質化に貢献
大径・厚肉でも短時間接合
鋼管サイズに関わらず短時間施工ができます。現場異厚接合が可能です。
→工期短縮に貢献
接合作業が簡単
継手を挿入して挿入固定ボルトを締め込むだけです。特別な技量や資格は必要ありません。
→誰にでも簡単に接合可能
施工管理が簡単
挿入固定ボルトの締め込み深さを深さゲージで確認するだけです。接合確認や施工管理に特別な検査機器などは不要です。
→接合箇所の全数検査

構造

ステップ型 フラット型
ラクニカンジョイントの構造概念図

ラクニカンジョイントは、「ボックス継手」「ピン継手」「荷重伝達キー」「挿入固定ボルト」で構成されています。ボックス継手は、その内面円周溝に、荷重伝達キーと称する円弧上の板が複数個(円周方向に分割)格納されており、挿入固定ボルトの回転によって管中心方向に押し出す事が可能な構造となっております。ピン継手はボックス継手の溝と相対する位置に、外面円周溝が切削された構造です。

上側鋼管に工場円周溶接されたボックス継手を、下杭鋼管に工場円周溶接されたピン継手に挿入した後、挿入固定ボルトを回転させることで、ボックス継手に格納していた荷重伝達キーをピン継手の溝に入り込ませ、継手部材を一体化して鋼管の接合を完了します。この後、挿入固定ボルトの締め込み深さを確認することで、ラクニカンジョイント接合の全数検査が容易に行えます。また、継手部材外面に「回転抑止キー」を配置することで、施工時の回転トルクを伝達できます。なお、振動・打撃工法に適用する場合には、挿入固定ボルトのゆるみ防止対策を施します。(ストップリング等)

施工手順・効果

ラクニカンジョイントの時間短縮効果

現場接合時間:約 5 分
品質管理時間:約 3 分 で接合終了

近年、基礎杭構築の設計にあたっては、大径厚肉の鋼管を用いる傾向にあります。これに伴って、施工時間に占める溶接時間の比率も増加しています。鋼管杭の現場接合に用いるラクニカンジョイントは、鋼管の外径・板厚によらず、1箇所 約 5 分の接合時間であるため、鋼管杭の接合時間を短縮することが可能になり、工程短縮によるコスト縮減に大きく 貢献できます。

ラクニカンジョイントの施工手順
1.上側杭の吊り込み→2.位置合わせ→3.ラクニカンの接合→4.装着ボルトの取外し→5.挿入固定ボルトの取付け・締込み→6.全数取付け完了→7.深さゲージによる検査→8.ラクニカン接合検査完了


ラクニカンジョイントの取外し機能
1.取外し前の状態→2.挿入固定ボルトの取外し→3.六角穴付ボルトの荷重伝達キーへの取付け→4.荷重伝達キーのボックス側への引き寄せ→5.取外し完了

適応工法例

打撃工法 バイプロハンマ工法 銅管ソイルセメント杭工法 回転圧入工法(全旋回) 回転杭工法 圧入工法 中堀り杭工法 油圧式全回転中堀り杭工法

工事事例

港湾工事への適用 鉄道工事への適用 鋼管矢板基礎への適用 仮説構台柱への適用 道路工事への適用

関連分野

災害対策から、鋼管杭の大径厚肉化が進む昨今。現場溶接が不要で短時間接合が可能な鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手によって、安定した品質の確保、施工期間の短縮、作業負荷の軽減、建設コスト抑制に貢献します。

お問い合わせ

商品、サービス、メンテナンス等について不明な点や疑問点がございましたら、各拠点情報へ直接お電話いただくか、Eメールにてお問い合わせください。またお問い合わせいただく前に、FAQなどのサポート情報をご参照いただくと解決する場合がございますので、ぜひ一度ご覧ください。

ページトップへ戻る

KUBOTA REPORT 2017

お読みになる立場を選択してください。