<講評> 月明かりのみとなった白木峰高原の春景色を、幻想的な色彩で描き出した力作です。手前に広がる菜の花畑の鮮やかな黄色が画面に力強い存在感を与え、奥にある桜の花が美しいアクセントになっています。うねるように続く菜の花畑が視線を自然に遠景へと導き、街明かりと深い群青色の空が奥行きと静寂感を演出しています。あえて夜景を選択し余計な要素を排除したことが功を奏している作品です。