<講評> 鮮やかに色づいたイチョウの大樹と、寄り添うように佇む社が印象的な一枚です。構図のバランスがよく、赤い屋根や田んぼの緑との色彩のコントラストが美しく、秋の深まりを力強く伝えています。静けさの中に自然と人の営みが感じられる、季節感と物語性にあふれた作品で、入選にふさわしい完成度を備えています。