<講評> 雪融けと共に咲き始める水芭蕉は春を告げる花。陽の光をうけて輝く白い花弁に生命を感じます。水面の青が高原の透明な空気を運んでくるような作品です。風のない瞬間をうまく捉えることでまだ寒さの残る乗鞍岳の雄大な姿を捉えつつも、水芭蕉の存在を邪魔しないレイアウトで配置されています。